
【写真】古川雄大がのちに山東京伝となる北尾政演役で登場 『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』第13回「お江戸揺るがす座頭金」場面カット
ある日、高利貸しで財を成した盲目の大富豪・鳥山検校は、女郎屋から身請けした妻・瀬以を屋敷の書庫へ連れて行く。読書が好きな瀬以は喜びながら「これは退屈する暇がなさそうにございます」と声を弾ませる。
しかし、瀬以は自らの言葉が鳥山を不安にさせていることに気付くと、恐るおそる「旦那様がおられぬ時のことにございます」と取りつくろう。「そうか…では、もっとそなたとおることにしよう」と鳥山が応えると、瀬以は「それでは本を読む暇ものうなりますねぇ」と上品に笑う。
瀬以の上品な笑い声を聞いた鳥山は、しばらく前に蔦重(横浜)と再会した彼女のことを思い出す。久しぶりに蔦重と話した瀬以は、子どものように無邪気で大きな笑い声を響かせていたのだった。
鳥山は瀬以に近付くと、彼女の耳元で「吉原に戻りたいのか?」とポツリ。瀬以が否定すると、鳥山は「なぜ吉原の者たちとおる時のように声が弾まぬ…なぜじゃ?」と問い詰める。
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「それは違います!」と声を上げる瀬以に対して、鳥山は「もう良い…嘘ばかりの女郎声など聞きとうない!」と言い放つ。そして鳥山が書庫に鍵をかけて瀬以を閉じ込めてしまうと、ネット上には「はーもう検校怖すぎ」「怖すぎて、夢に出てきそう」といった投稿や「検校ヤバい奴。DVやん」「ヤンデレ発動」「もうこれはモラハラDV夫」などの声が集まっていた。