『ヌメロ・トウキョウ』5月号に初登場するなにわ男子・長尾謙杜 7人組グループ・なにわ男子の長尾謙杜が、発売中の雑誌『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』5月号(扶桑社)に登場。幻想的な和の空間で撮り下ろした8ページにわたるファッションストーリーでは、最旬モードをまとったセンセーショナルな“新しい顔”を見せている。
【動画】長尾謙杜と料理研究家リュウジがコラボ なにわ男子としてデビューして4年を経た長尾は、大河ドラマや時代劇など、多岐にわたる作品へ挑戦し、表現者として躍進する。4月には、劇場映画初主演となる『おいしくて泣くとき』が公開される。しなやかに、時に大胆に、情熱を秘めてまっすぐと前に進み続ける長尾の22歳の春を追いかける。
撮影が行われたのは、1月末の都内。縁側に差し込む心地よい光の中で撮影はスタートした。ハイブランドのファッションに合わせて、大胆にオールバックやウェットにしたヘアスタイルで撮影に挑戦し、まだ見ぬ新しい“長尾謙杜”を見せた。
大阪から東京へ拠点を移してから4年目。アーティストやデザイナーといったクリエイターとの出会いも増えた。絶え間ない新たな刺激を享受する中で、東京がいつの間にか自分の居場所になっていたという長尾は「東京って、いい意味で“戦国時代”みたいな街だなと思うんですよ。みんなが何かしら勝負を懸けに来ていて、暑苦しさがあるというか。大阪にいたときは、東京のほうが静かで淡々と落ち着いているイメージがあったんですけど、実際に住んでみたら全然違いました。表向きにはクールでも、『もっと、上へ上へ』と心の中で燃えている人が多くて、それが刺激になります。たくさんの出会いがあって、大阪にいた頃は遠くに感じていたアーティストやクリエイターの人たちと縁がつながる機会も増えて、より深く“カルチャーの中に入っていける”感覚があります。上京した当時、頼れるのはなにわ男子のメンバーだけで友人もいなかった。あの頃に比べたら、友人と呼べる人もできて、アートやファッションにしても、より自分の好きにフォーカスしながら生活ができるようになりました」と明かす。
映画『おいしくて泣くとき』の撮影中、学生のように朝早く決まった時間に起き、飲酒もしなかった。「ただ心也みたいな生活をしたかっただけです」とはぐらかすが、役に向き合う誠実さは、行動の細部に宿る。そんな長尾は「“置きにいかないこと”ですね。少しずつ経験を積んでくると、無難にこなせる方法がわかってきちゃうし、それができるようにもなる。でも、それを続けてしまったら、新しい表現は生まれないだろうし、鮮度もなくなる。何より自分自身が楽しめなくなってしまいそうなので、気をつけるようにしています。たとえば芝居のワンシーンにしても、やっぱりその瞬間にしか生まれないものが絶対的にあると思うんです。だからこそ、今を大切にしたいし、思いっきりぶつかっていきたいんです」と、芝居をする上で心がけていることを語る。