
堂本剛さんが27年ぶりに単独主演を務めた映画『まる』が、「Amazonプライム・ビデオ」で配信中です。
堂本さんが映画主演を務めるのは『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』以来、実に27年ぶりのこと。本作は、堂本さんの貴重な演技が見られるだけでなく、シュールでユニークな世界観から「まる」に込められた奥深いメッセージが詰まっています。
今回は、映画『まる』の魅力をたっぷりとお伝えします。
●シュールな世界観がおもしろい
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2024年10月に公開された映画『まる』が、早くもAmazonプライム・ビデオに登場しています。公開当時は、堂本剛さんが27年ぶりに単独主演を務めたことでも話題になりました。
美大卒で、絵で生計を立てたいと考える主人公の沢田(堂本さん)は、ある日事故に遭い腕を怪我してしまいます。職を失った沢田は、ひょんなことから描いた「◯」をきっかけにSNS上で大きな話題を呼び、正体不明の画家「サワダ」として一躍脚光を浴びます。
一見誰もが描けるアートだからこそ、沢田も、沢田の周囲も「◯」にとらわれ始めて……。SNSの声に惑わされ、私利私欲にまみれた行動をとる人物も注目したいところです。
共演には綾野剛さん、吉岡里帆さん、森崎ウィンさん、戸塚純貴さん、濱田マリさん、片桐はいりさん、吉田鋼太郎さん、柄本明さん、小林聡美さんら豪華俳優陣が名を連ねています。
『かもめ食堂』や『彼らが本気で編むときは、』などで知られる荻上直子さんが監督を務め、堂本剛さんは「.ENDRECHERI.」として本作の映画音楽も担当しました。
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●堂本剛さんの演技が堪能できる貴重な作品
堂本剛さん演じる沢田は、現代アートの世界で生きるものの、挫折と葛藤を抱えるキャラクターです。
ある出来事をきっかけにシンプルな作品で突如有名になり、次第にその状況に飲み込まれていく様子を、独特の存在感で演じています。沢田が描く「◯」と、沢田のキャラクター性が相まって、堂本さんならではのシュールさを表現することにも成功しています。
近年は映像作品への出演は決して多くないため、長年のキャリアを持ちながらも堂本さんのお芝居が見られるのは貴重です。
さらに堂本さんが映画音楽も手掛けていることから、独自の世界が随所に感じられるのもポイントです。主演俳優が映画音楽も担当するのは、珍しいことです。堂本さんだからこそできる映画への関わり方を楽しむことができます。
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●荻上監督が手掛ける世界観がシュールなのに奥深い
荻上監督の作品は、日常の不思議な出来事を独特の視点とユーモアを交えながら描くのが魅力です。本作でも、現実と非現実の狭間を絶妙なシュール感で描いています。一見奇妙な世界観でありながら、目が離せない展開が待っています。
この映画のキーとなる「◯」は主人公にとってクリエイティブの原点であり、一方で自身の存在を飲み込んでしまうものにもなります。「◯」がどんな意味を持ち、どんなメッセージが込められているかを考えながら見ると、より深く物語を味わえます。
芸術やオリジナリティとは何か、そしてその先に自分の価値とは何か、考えさせられるテーマやメッセージが込められています。
今回は、Amazonプライム・ビデオで視聴可能な映画『まる』の見どころをお伝えしました。堂本剛さんの演技が見られる貴重な作品です。ぜひチェックしてみてくださいね。
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