東海地方は、週末から少し寒さが戻っています。明日4月1日も、曇りや雨で、花冷えとなるでしょう。今週は、桜が満開を迎える所が多くなりますが、前半は天気がぐずつく見込みです。お花見は、天気と気温を確認してお出掛けください。
●今日31日の東海は花冷え この後の雨や雪は?
今日31日の東海地方は、午前中は晴れ間が出ていた所も、曇り空に変わってきています。また、所々で弱い雨が降っています。
東海地方は、段々と湿った空気の流れ込みが強まってきています。また、風が収束していて、今夜(31日)には、収束線状の東海地方の南の海上に小さな低気圧が発生し、明日4月1日にかけて、ほとんど停滞する見込みです。
今、晴れている地域も、次第に曇り空に変わるでしょう。夜にかけて、弱い雨や雪の降る所がある見込みです。静岡県の山地などは、今日31日夜遅くから雪が降り、積雪となる所がある見込みです。雪による交通障害や路面の凍結に注意してください。
●今週前半は天気ぐずつく お花見日和はいつ?
明日1日は、湿った空気や低気圧の影響で、今日31日よりも雨雲や雪雲が広い範囲にかかる見込みです。午前中は広く雨や雪が降り、山沿いでは積雪となる所があるでしょう。午後は、一旦止む所が多くなる見込みです。静岡県では、夜にかけて雨の残る所がありますが、山地の雪は、次第に雨に変わるでしょう。
2日(水)から3日(木)の午前中にかけても、湿った空気や別の低気圧の影響を受けそうです。雲が多く、雨が降ったり止んだりするでしょう。3日(木)の午後は、低気圧が遠ざかるため、晴れ間が戻る見込みです。
4日(金)から5日(土)は、晴れる所が多く、お花見日和となりそうです。6日(日)は、再び天気が崩れますが、7日(月)は、広い範囲で晴れるでしょう。ただ、7日(月)は、桜の見頃が過ぎている所もありそうです。
今日31日は、岐阜から満開の便りが届きました。平年より2日早く、昨年より4日早い満開です。日本気象協会の最新の予想では、桜の満開は、名古屋は4月2日、静岡は4月3日、津は4月4日、高山は、開花が4月10日で満開は4月15日になりそうです。今週は、桜の満開の便りが、続々と届きそうです。
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●明日1日まで花冷え 2日(水)以降は暖かさ戻る
明日1日も、最高気温は平年を下回り、花冷えとなりそうです。暖かくしてお過ごしください。2日(水)以降は、曇りや雨でも気温は高めで、晴れる日は日差しが暖かく感じられそうです。
●週間花粉飛散予測 4月上旬はヒノキ花粉がピークに
東海地方は、スギ花粉の飛散量はピーク時に比べ減ってきましたが、ヒノキ花粉の飛散量が増えてきました。ヒノキ花粉が、1㎠あたり100個以上の「極めて多い」飛散となってきている地域もあります。ヒノキ花粉のピークは、4月上旬のあいだ続く見込みです。曇りや雨の日でも、マスクやメガネなどで対策を万全にするようにしてください。
●桜の満開日とは
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桜の満開日とは、標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日をいいます。(同時に咲いている状態である必要はありません。)
観測の対象は多くの地域でソメイヨシノです。ただ、ソメイヨシノが生育できない地域である沖縄県から名瀬にかけてはヒカンザクラ、北海道地方の一部ではエゾヤマザクラが観測されています。
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