鈴木亮平の印象を語った有村架純 (C)ORICON NewS inc. 俳優の鈴木亮平、有村架純、前田哲監督が3月31日、都内で行われた映画『花まんま』(4月25日公開)の完成報告会見イベントに登壇した。
【全身ショット】エレガントすぎ!水色のセットアップで大胆二の腕披露の有村架純 初共演で兄妹役を演じた鈴木と有村。印象を問われると鈴木は「テレビに出ている有村さんの印象と普段お会いした時の印象がほとんど変わらなくて。本当に1輪の花じゃないですけど、凛としてる存在感が普段からあって、でも親しみやすくて自然体で。なかなか出会えない人だと思います。柔らかいんだけれどもぶれない信念を持っているところが今回のフミ子に本当にぴったりでしたし、演技においても無理に面白くとか、無理に何か関西の妹というのではなく、本当に自然な『いるんだよな、こういう妹』と感じさせてくれたので、そこはもうほんとに素晴らしかったと思いいます」と振り返った。
一方の有村も印象を語る。「現場に入る前は、授賞式だったりでごあいさつさせていただいたりする機会しかなかったんです。そういった場なので、きっとお互いに緊張もして」と有村が話しかけると、鈴木は「ドレスとタキシードでね」と当意即妙に応じて笑いを誘った。「いざ現場で会ってみると、本当にいい意味で普通のお兄さんでいてくださった。もともとはとても実直で、ストイックで、職人気質で、という印象はあったんですけど、そういった印象をひっくり返してくれるような方でした。おちゃめな一面もあるし(笑)。すごく懐も深くて、監督が『こういう風にしたい』とおっしゃることを『1回やってみましょう』と言って、どんどん前に進んでいく感じだったりとか。いろんな人を信用して、身を委ねて現場を作っていってる方なんだなっていう風に感じました」と話していた。
本作は、作家・朱川湊人の代表作で、ある兄妹の不思議な体験を描いた短編集『花まんま』(文春文庫)を、映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』、『そして、バトンは渡された』などの前田哲監督が映画化。大阪の下町で兄妹二人暮らしの兄・俊樹(鈴木)は、早くに亡くなった父と交わした「どんなことがあっても妹を守る」という約束を胸に、妹のフミ子(有村)を守り続けてきた。妹の結婚が決まり、親代わりの兄としてはやっと肩の荷が下りるはずだったのだが、遠い昔に二人で封印したはずの、フミ子の“秘密”がよみがえり…。兄妹、親と子、家族がそれぞれを強く思い合う姿を描いた胸に迫る作品となっている。