ガル・ガドット「役作りに大きな影響を与える」衣装が話題『白雪姫』メイキング映像

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2025年03月31日 17:01  cinemacafe.net

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『白雪姫』(c) 2025 Disney Enterprises
ディズニーが新たなミュージカル版として実写映画化した『白雪姫』よりメイキング映像が解禁された。

3月20日に劇場公開を迎え、早くも大きな話題を集めている本作。この度、豪華絢爛なオリジナル衣装に纏わるメイキング映像が解禁された。

称賛の声が上がる本作でも一際熱い視線が注がれているのが、ガル・ガドット演じる人気ディズニー・ヴィランである“女王”。圧倒的な存在感を誇り、じわじわと白雪姫を追い詰めていく彼女の姿に、「女王が美しくて再現度高くて良かった」「映像と衣装はアニメーション版の『白雪姫』そのものと言っても過言ではない」と早くも魅了された観客が続出している模様。

そんな女王をはじめ、本作に登場する個性溢れるキャラクターたちに欠かせない重要な要素となったのが、アニメーション版へのオマージュ満載のオリジナル衣装だ。

手掛けたのは、これまで3度のアカデミー賞に輝き、実写版『シンデレラ』でも手腕を発揮した世界的衣装デザイナー、サンディ・パウエル。

解禁された映像では、衣装を通じてキャラクターたちの魅力を最大限に引き出した彼女の功績について、監督・キャスト陣が明かしている。

ディズニー・アニメーションの“原点”ともいえる『白雪姫』の象徴的なキャラクターたちを実写版で描くため、マーク・ウェブ監督とも協議を重ねながら、キャストたちが着用する衣装を一から生み出していったサンディ・パウエル。

彼女の生み出す衣装の魅力について、「(サンディ作の)衣装を着ると一気に役になり切れるの」と語ったのは、白雪姫を演じたレイチェル・ゼグラー。白雪姫が着用しているドレスは、アニメーション版のイメージを崩さないためディテール部分までデザイン性が追求されたほか、走ったり、飛び降りたり、水に潜ったりしても、慎み深さを保持できるような実用性も兼ね備えられている。

また、美と権力に執着し、白雪姫の命を狙う邪悪な女王を演じたガル・ガドットも、「衣装は役作りに大きな影響を与えるもの 女王の衣装は美しくて大好き」とコメントし、着用衣装を絶賛している。力強く、印象的で、脅威的な女王のキャラクター性が落とし込まれた女王の衣装は、明るくカラフルなイメージの白雪姫とは対照的なダークトーンなのが特徴。

本編に登場するドレスは全9種で、中でも最も象徴的なのは、女王が歌う劇中歌「美しさがすべて」で着用しているパープルのドレス。アニメーション版の女王が着用していたアウトフィットを参考に作られたこのドレスには、全面煌びやかなスパンコールが手作業で施されている。

また、ほかのどのキャラクターよりも多くの生地が使用された10m近い長さのゴージャスなマント、400個以上の石があしらわれたネックレス、ガラス片に似た重厚感あるデザインながら手作業のペイントにより軽量化も叶えた王冠など、身に着ける全てのアイテムを通じて、アニメーション版の女王の世界観を忠実に再現。

サンディ・パウエル作の衣装はどれも、アニメーション版へのリスペクトを込めつつも、体格などキャストの個性や撮影照明との相性、そしてキャストが演技やダンスに没頭できるような実用性までが緻密に計算し尽くされているという。

ちなみに、衣装チームは、村人たち1人1人の衣装もオリジナルで製作。何千メートル分もの生地を購入し、それぞれを染めた上で、衣装チームによってペイントが施されるなど、最終的に帽子と靴とエプロンとベルトとバッグを合わせると約1800点の衣装を手掛けることとなった。

マーク・ウェブ監督は、そんなサンディ・パウエルの手腕について、「映画の芸術性を高めてくれた」と大絶賛。衣装の細部にまで宿るこだわりが、きっと誰もが知る“あの”『白雪姫』の世界へと観客たちを誘ってくれるはずだ。

『白雪姫』は全国にて公開中。





(シネマカフェ編集部)

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