
【写真】『あんぱん』で嵩の母を演じる松嶋菜々子がやなせたかしさん母校を訪問
『あんぱん』は、高知県出身の漫画家やなせたかしさんとその妻の暢(のぶ)さん夫妻をモデルにした物語。何者でもなかった2人が人生のあらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどり着くまでを活写する。脚本は連続テレビ小説『花子とアン』(NHK総合)などの中園ミホが手掛け、主人公・朝田のぶを今田、のぶの夫・柳井嵩を北村匠海が演じる。
やなせさんの出身校である高知県立高知追手前高等学校に集まった563人の来場者を前に、松嶋は「『アンパンマン』は中学生当時に触れる機会があり、主題歌の歌詞で生きる意味に答えがあるのかと、すごく刺さったのを覚えています」と回顧。
「今回再び深く対峙する機会があり、やなせさんの『人生はよろこばせごっこ』という言葉に、生きる意味の答えのヒントをもらいました。自分自身もまだまだ人生の中間地点で、これからだと強く感じました」と語り、「『あんぱん』は、やなせさんの明るさ、強さ、優しさを表現できる作品だと思っています。高知の皆さんが大事にされているやなせさんを描く作品ということですごく緊張していますが、大切に演じていきますので皆さんも温かい目で見ていただけたらと思います」とメッセージを送った。
同じくイベントに出席した制作統括の倉崎憲チーフ・プロデューサーは「記念すべき初回放送をやなせたかしさんの母校で、高知の皆さんと松嶋菜々子さんと一緒に見られたこと、参加してくださった皆さんの熱量を直接感じられて感激しております。ふだんはネットやお手紙などで感想を拝見することが多いのですが、皆さんの表情が見えるところで共に時間をご一緒でき、幸せに思います」と喜びを口にし、「昨秋から高知ロケで始まった収録も折り返しを迎え、日々順調に進んでおります。これから半年間どうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけた。
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