「若者・女性にも選ばれる地方」に関する車座対話に臨む石破茂首相(奥中央左)=31日午後、首相官邸 石破茂首相は31日、看板政策「地方創生2.0」の柱に掲げる「若者や女性に選ばれる地方」の実現に向け、男女の待遇格差是正などに取り組む女性企業家ら6人と首相官邸で意見交換した。地方の政財界で女性の登用を促進する方策を検討するため、青木一彦官房副長官をトップに「地域働き方・職場改革等推進会議」を設置すると表明した。
首相は「管理職に女性を登用して伸びている会社は多い。地方議会に女性が増えることで世の中は必ず変わる」と強調。参加者からは、女性が地方から転出する動機として、結婚や出産を強いられるといった私生活への干渉が目立つ点や事務職に固定化される職場が多い点を挙げる声が出た。