NHK退局の中川安奈アナがホリプロ所属へ、スポーツ文化事業部に籍置き経験生かす

3月末でNHKを退局した中川安奈アナウンサー（31）が4月から大手芸能事務所ホリプロに所属することが3月31日、分かった。関係者によると元アスリートのコメンテーターやキャスターらを抱えるスポーツ文化事業部に籍を置く見込みで、NHKでの9年間で培った経験を糧にさらなる飛躍が期待される。

中川アナは今春でNHKを退局することが1月末に日刊スポーツの取材で判明。進路は未定としていたが、別の関係者によると、その後、複数の事務所から接触を受けていたという。「アナウンサーの枠にとらわれない活躍がしたい」という意向で新しい所属先を慎重に模索してきた。ホリプロの持つ豊富なマネジメント実績が本人に響き、加入が決まった。

NHKでは退社ギリギリまで業務に励んでおり、3月30日にもキャスターを務める「サンデースポーツ」（日曜午後9時50分）に出演。終盤に最後の出演であることを明かし「この尊すぎる経験、宝物の時間と、感謝の気持ちを胸に、新たな1歩を踏み出したいと思います。本当に皆さんお世話になりました。ありがとうございました」と感謝を述べていた。

◆中川安奈(なかがわ・あんな)1993年（平5）10月22日生まれ、東京都出身。父の仕事の関係で3歳から4年間フィンランド、10歳から4年間はプエルトリコに住み、英語やスペイン語も得意。慶応湘南藤沢中等部・高等部に進学し、慶大ではミス慶応2015ファイナリスト。卒業後の16年NHK入局。秋田局、広島局を経て20年に東京アナウンス室へ。「あさイチ」「サンデースポーツ」など担当。22年サッカーW杯カタール大会、23年ラグビーW杯フランス大会の進行、21年東京五輪の現地スタジオ担当、24年パリ五輪の閉会式キャスターも務めた。好きな食べ物は焼き肉、もちもちしているもの、そば、アップルパイ。趣味はダンス、ゴルフ、旬な音楽のリサーチ。特技は鹿のように耳を動かすこと。164センチ。血液型O。