デーブ・スペクター、フジ第三者委報告「守秘義務がブラックホールに」「清水社長の会見は合格」

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2025年04月01日 05:01  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

デーブ・スペクター(2024年4月撮影)

放送プロデューサーのデーブ・スペクターが、中居氏の一連の問題についてフジテレビで開かれた、同局と第三者委員会の会見と報告書を斬った。


第三者委員会の報告書と会見で注目したのは、中居氏と結んだ示談契約について、女性が守秘義務の全面解除に応じたことです。一方、中居氏が解除に応じなかったことで、性的トラブルが起きた当日のこと含め、釈然としないものになってしまった。その中、第三者委員会は状況証拠で十分、足りると、性暴力による被害であり仕事の延長で起きたことだと認定しました。ただ、ヒアリングしなけれならなかったことができなかったため、具体的なことが分からないままです。


女性が被害を受けた後、会社に相談したのは、仕事の延長で起きたトラブルだから初動としては分かります。分からないのは、刑事事件になってもおかしくないような話を、なぜ警察に持っていかなかったのか? 実態を知っていたのは、当事者2人と港浩一前社長、編成のトップの専務だった関西テレビの大多亮社長ら限られた人でしたが、その面々は何が起きたか知っていたはずです。理解に苦しみますし、その後の対応も後手に回った感があります。また、中居氏を起用し続けたことが批判されていますが、さすがにフジテレビも、本当にマズいと思っていたなら、起用しなかったと思うんです。そのあたり含め、分からない。


結局、守秘義務契約がブラックホールのようになり、分からない。中居氏も潔くやればいいじゃないかと思うんです。状況と時代も違うのですが、11年に島田紳助さんが芸能活動引退を発表した会見で、暴力団関係者との関係を認めたことを思い起こしました。ここまでの大事になってしまったわけですから…。


「フジテレビの風土」的な指摘がありますが、接待は日本の文化として他局、企業でも続いていくでしょう。テレビ局も景気が悪く、愛社精神がありコスパも良い局アナが貴重なのも事実。その中、清水社長が可能性を言及した、アナウンス室が編成局の下にある組織改編は、ありだと思います。制作畑を歩みながらアニメが中心の清水社長は、クリーンなイメージでしたが、冷静な対応含め会見は合格だと思います。

このニュースに関するつぶやき

  • おはようございます。会見では慰謝料の話はスルーしていたな。額は公表されてないけど、守秘義務も込みの値段なら、黙っているのが仁義だとは思うけど。
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