SnowMan宮舘涼太「新たな一歩を」水上恒司主演「火喰鳥を、喰う」で映画単独初出演

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2025年04月01日 07:00  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

「火喰鳥を、喰う」で映画に単独初出演したSnow Man宮舘涼太

Snow Man宮舘涼太(32)が、水上恒司(25)の主演映画「火喰鳥を、喰う」(10月3日公開)で映画に単独初出演を果たしたことが3月31日、分かった。劇中では物語のキーマンを演じる。「こんなに長ぜりふを言うのは今まで経験をしたことがなかったですし、特殊メイクもさせていただいて…。宮舘涼太としても新たな1歩を踏み出せた」と手応えを口にした。


宮舘が演じる北斗総一郎は輸入雑貨商で、怪異現象に造詣が深い謎めいた男だ。水上演じる化学者・久喜雄司の元に、戦死したはずの祖父の兄貞市が書いたという謎の日記が届き、読んだ日を境に雄司と元乃木坂46山下美月(25)が演じる妻夕里子の周囲で、不可解な出来事が頻発する。北斗は、大学時代の後輩の夕里子から依頼を受け、彼らが巻き込まれた不可解な現象の解明に乗り出す。かつては理解者でもあったが、いつかを境に連絡を絶っていたこともあり、夕里子に無遠慮なほどに執着があり、非現実的なことを理屈付けする、どこか危険な空気をまとうヤマ師的な男だ。


宮舘は「本(台本)読みの時はキャストの皆さんも初対面の方々ばかりだったので、北斗という役をアピールするためにも準備をしていたのですが、僕の予想をはるかに超えていて。北斗は役柄としても説得力や本編を引っ張っていく重要な役だと自覚していたので『これはちょっと頑張らないとな』と感じました」と役作りを振り返った。そして「実際に現場でお芝居をしてみると、皆さんと話し合いながら作り上げていくという過程が、今回とても大きかったなと思いました。みなさんに助けていただきながら北斗というキャラクターを演じ切ることができたかと思います」と共演陣に感謝した。


水上と山下は、宮舘の演技、作品への向き合い、そして人間性をリスペクトした。水上は「すごく難しい役ですし…絶対的な“こういうふうにあるべき”というものがない役なので、(当初は)やっぱりすごく迷われていました。宮舘さんのご経歴というか、お立場の方が、僕らの前で『悩んでいる』っていうことを包み隠さずにちゃんと明かしてくださっていたので、その姿はやっぱり僕は信用できるなと思いました」と振り返った。


山下は「たくさんあった長ぜりふもほとんど失敗せずに完璧にこなしていらっしゃって。軽々やっているように見せつつ、すごく努力の方なんだなというところもお見受けしました。根がすごく明るくて、みんなを和ます力を持っているからこそ、あの北斗の独特な空気感を自ら考えて考えて作り出していらっしゃるところがすごく面白くて、ずっとお芝居を観ていたいなと思えるような方でした」と語った。


宮舘が出演した19年「映画 少年たち」も手がけた本木克英監督(61)は「怪しげな言説を相手に信じさせる説得力とカリスマ性が求められる役柄を、宮舘さんは高い意識で体現してくれました。先の見えない物語の水先案内人としても、映画を見事に牽引(けんいん)していると思います」と絶賛した。

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