
29日に生放送されたTBS系特番『オールスター感謝祭』。番組後半の「赤坂5丁目! マーメイドチャレンジ」のコーナーに、芸人の江頭2:50がマーメイドをイメージした貝殻ビキニ姿で登場。その際、女優の永野芽郁を「俺の女になれ!」と叫びながら追いかけまわす場面が。永野は恐怖のあまり涙ぐみ、その後番組を一時退席するという“放送事故”となった。
江頭の芸に賛否の嵐
これに対して、視聴者からは
《若い女の子を怖がらせて笑い取ろうというのがただただ気持ち悪い》
《まったく面白くないしただの犯罪者にしか見えん》
《元々こういう芸風なんだしエガちゃんはただ仕事を全うしただけ》
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《江頭は求められた芸をやり遂げただけで何も悪くない》
と賛否の声が寄せられた。
「江頭さんを擁護したいあまり永野さんを批判する声も一部ありましたが、永野さんは女優さんであって、本来芸人さんのお笑いノリに付き合う必要はありません。また、永野さんは20代なので、江頭さんの芸風を知らなかった可能性も高いです。
江頭さんも番組に呼ばれた側として、求められたキャラクターを一生懸命演じただけではあると思います。ただ、昔は許されていた芸風が時代の変化に追いつけていなかったのは否めません」(テレビ誌編集者、以下同)
この件を受けて、江頭は30日に自身のYouTubeで
「永野芽郁ちゃん、傷ついてたらごめんなさい」
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と申し訳なさそうな顔で深々と頭を下げて謝罪。
“台本があったのでは?”というコメントに対しては、
「台本あったら笑えないでしょ!(ターゲットが)昨日は偶然永野芽郁になったから、永野芽郁に迷惑かけちゃったんだよ、俺が。(TBSは)全然悪くない。(自分が)全部悪い!」
と、あくまでも自分に責任があると主張。
動画の最後でも再度頭を下げ、
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「永野芽郁ちゃん、本当にごめんね!」
と永野への謝罪で締めくくった。
「この謝罪動画で江頭さんは、悪気がなかったとはいえ永野さんを傷つけてしまったことを心から謝罪。《自分が全て悪い》と言い切ったことで、少し風向きが変わりました。具体的には、江頭さんに向いていた非難がTBSに向くようになりました」
キャスティングにも問題?
実際、江頭への賛否以上に、“キャスティングにも問題がある”と指摘する声が散見された。
《エガちゃんの芸風を分かっていながら生放送に呼んだ番組側にも問題あるでしょ》
《今の時代には合わない芸風の芸人を面白いと思ってキャスティングしたTBSにも責任がある。テレビ局はいつまで昭和ノリを引きずってるんだか…》
《エガちゃんの暴走を予測できなかったわけないと思う。番組制作側が無能の塊すぎる》
「江頭さんは昔から“大胆で過激で下品”な芸風を貫いています。生放送だろうがなんだろうが暴走して共演者に絡み、取り押さえられるのがお決まりです。時代錯誤な芸風ですが、それを分かった上でキャスティングしたTBSにも問題があるという視聴者の指摘はもっともだと思います。また、台本はなかったとのことですが、事前にコンプライアンスを守るよう、ディレクションや注意もできたでしょうにそれを怠った番組側にも落ち度があります」
現在、動画配信サービス「TVer」や「Paravi」では問題のシーンが全カットされている。しかし、SNSでの拡散は収まらず海外にまで拡散される事態に。海外からのコメントに擁護の声は一切なく、
《セクハラを笑いにしようとする日本の番組。嫌悪感を感じる》
《これが日本のお笑い番組なの?全く面白くない》
と軒並み低評価。
海外にまで波紋を広げた“日本のお笑い”。そろそろ令和の価値観にアップデートすべきでは。