ミリー・ボビー・ブラウン かつて、美少女子役として名をはせたミリー・ボビー・ブラウンが、今年2月に21歳の誕生日を迎えた。Netflixの大ヒットシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(以下『ストレンジャー・シングス』)で、一躍有名になってから約10年。今ではすっかり大人の女性に成長したが、そんなミリーの現在の姿を見て、心ない言葉を投げかけてくる人も少なくないようだ。
◆「これはいじめよ」記者を名指し批判
ミリーが出演しているNetflixの新作映画『エレクトリック・ステイト』が3月14日に公開された。SNS上では、作品を見た人から「面白かった」「ハマった」と評価する声が多く寄せられ、好調なスタートを切ったようだ。なかには、主演のミリーについて「さすがの演技力」「雰囲気がすっかり変わっていてビックリ」「子役坊主のイメージが強すぎて…」などのコメントも見られた。
元子役が成長した姿を久々に見て、その変化に驚くというのはよくある話だろう。ただミリーの場合、「今でも子役扱い」の苦労があるようで、17歳のときにも「短い丈の服を着ると『あの子は10歳なのに』と見られる」「ドレスを着るとみんなから『あの子、50歳に見えるわ』って言われる」と打ち明けていた。
特にここ最近、ブルネット(栗色のヘア)から金髪のロングヘアに変えたことで、その変貌ぶりに衝撃を受けた人が多かった模様。「似合ってない」「年相応に見えない」の声が相次ぎ、メディアも「ミリー・ボビー・ブラウンのようなZ世代はなぜひどい老け方をするのか」「彼女は自分の顔にいったい何をしたのか」「誰かのママと間違えてしまうような見た目」などと書き立てた。
こうした容姿イジリに対し、ミリーはインスタグラムに動画を投稿し、こう反論した。
「私は世間の目にさらされながら成長した。けど、なぜだか私と一緒に成長できない人たちがいるみたい」
「代わりに彼らは、私が『ストレンジャー・シングス』のシーズン1の時の姿のままであるべき、時が止まったままであるべきであると求めてくる。私がそれに従わないから、今標的にされているの」
そして、自分の容姿を揶揄するような記事を書いた記者たちを名指しで批判。「これはジャーナリズムではなく、いじめよ」と反撃した。さらに、世界中の人々からの自分に対する「非現実的な期待」には屈服しないと宣言したうえで、こう断言した。
「どう見えるか、どう服を着るか、どう自分を見せるか、そんなことで恥をかかされるつもりはない」
「何が問題なのか私は不思議でならない。あなたたちを不快にさせているものは何なの?」
「もっと善良になりましょう。私のためだけじゃない。全ての若い女の子たちが、恐怖を持たずに成長できるために」
◆役作りのため丸刈りに挑戦した子役時代
スペイン生まれ、イギリス育ちのミリーは、まだ幼いうちに米国に移住。10歳になる頃には芸能界で活動を開始した。2016年からスタートした『ストレンジャー・シングス』で、坊主ヘアをした謎の少女イレブン役を熱演し、大ブレークを果たした。
12歳にしてカルバン・クラインの顔に抜擢されると、ファッション界からも引く手あまたの存在に。さらに、最年少でユニセフ(国連児童基金)の親善大使にも任命され、わずか14歳で米タイム誌恒例の「世界で最も影響力ある100人」に最年少で選ばれた。
2019年には、自然派志向と若い世代を意識したコスメブランド「Florence by Mills」を起業。2020年に公開されたNetflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』では、主役を演じるだけでなく、史上最年少となるプロデューサーも兼任した。
女優、モデル、映画プロデューサー、経営者、社会活動家という多才ぶりを発揮しているミリー。そんな彼女の出世作で、社会現象にもなった大ヒットシリーズ『ストレンジャー・シングス』は、今年配信されるシーズン5でいよいよ終了する。
◆20歳で大物2世と結婚!「お母さんになりたい」
仕事だけでなく、プライベートでも大きな節目を迎えているミリー。
昨年には、米ロックスターのジョン・ボン・ジョヴィの息子ジェイク・ボン・ジョヴィと結婚。当面は仕事に集中する日々が続くそうだが、近い将来、子供を持つことをとても楽しみにしているという。
先日、ポッドキャスト番組に出演した際には、こう発言している。
「うちはお母さんが21歳の時に1番目の子を生んだの。お父さんは19歳だった」
「子供のころから赤ちゃんの人形とかが大好きだった。お母さんと同じように私もお母さんになりたかったの」
「女優やプロデューサーとしての位置を確立したいけど、個人的には家族を持つことがとても重要」
ちなみに、『ストレンジャー・シングス』の役作りで丸刈りにしたことは「すばらしい経験だった」そうで、子供ができたら子育てに専念するために「また頭を剃りたい」とも話している。
再び坊主ヘアにしたミリーのイメチェン姿を見られる日はそう遠くないかも……?!
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>