AKB48 八木愛月&伊藤百花の仰天エピソード”告白”に花田藍衣もびっくり

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2025年04月01日 09:10  日刊SPA!

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AKB48
 20周年イヤー真っただ中のAKB48。昨年12月8日に秋葉原にあるAKB48劇場のリニューアルオープン、そして約9年ぶりの新公演『ここからだ』を開幕させた。公演初日を見た総合プロデューサーの秋元康氏は「第二期黄金時代を迎える」と太鼓判を押すほど、新生AKB48への期待は高い。そのなかで、4月2日に発売する65thシングル『まさかのConfession』では、18期研究生の八木愛月(やぎ あづき)をグループ史上初となる“研究生センター”に大抜擢! 今回は新センターの八木に加え、初選抜入りを果たした19期研究生の伊藤百花(いとう ももか)と花田藍衣(はなだ めい)の3名に、新生AKB48に対する思いから、最近恥ずかしかった出来事などをConfession(告白)してもらった!
――20周年というアニバーサリーイヤーについて、どんな思いで過ごしていますか。

伊藤百花(以下、伊藤):AKB48にとって大きな節目ですし、黄金期のAKB48と比較されることもあるんですけど、どんな形であっても注目していただけることは今の私たちにとってチャンスの一年だと感じています。

――例えば、いつもよりケータリングが豪華とか、例年にはないことがあったりするもの?

花田藍衣(以下、花田):そう言われると最近、劇場のお弁当でおいしいお肉のお弁当がいっぱいあることが増えたような。

八木愛月(以下、八木):普通のハンバーグじゃなくて、黒毛和牛ハンバーグとか。

――お肉のランクが上がった(笑)

伊藤:それは20周年なのかはわからないけど(笑)

花田:そういうところにも特別感があるのかもしれないです(笑)

――花田さんと八木さんは今年20歳を迎えます。とくに八木さんは、劇場の新公演で、唯一ソロ曲を任されるなど注目が集まりそうな一年になりそうですね。

八木:私自身も節目の年だなって思います。AKB48が20周年に入って、いろいろな経験をさせてもらって、「20」っていう数字は他人事じゃないなって。加入から2年経ってAKB48に対する思いも変わりました。メンバー、スタッフさんも含めて全員が引き締まっているなと感じるので、この空気感は崩さずに突き進みたいです!

――お弁当も豪華になってますしね。

八木:はい、気合いが入ってます! モチベーションのひとつですね(笑)

――そして、4月2日に新曲「まさかのConfession」がリリースされます。八木さんはセンターに選ばれたことについて、「最初は戸惑いもあったけど、徐々にセンターに立ちたい」という気持ち変わってきたと。

八木:そうですね。研究生がセンターなんて考えてもなかったですし、それに対しての驚きとか不安はたくさんあったんですけど、20周年イヤーの第1弾シングルはAKB48にとっても大事なシングル。時間が経つにつれて、それを任せていただいた自覚と責任感を持って研究生らしく頑張りたいという気持ちになりました。

――楽曲を聴いたときの感想は?

八木:イントロを聴いた瞬間に「王道がきた!」って思いました。私自身が加入する前からAKB48のファンでたくさん楽曲を聴いてきたので、この疾走感のあるメロディーこそがAKB48だなと。今の私たちが歌うAKB48の王道ソングをたくさんの方に知ってもらいたいです。

――伊藤さんと花田さんは今作が初選抜ですね。

花田:はい。発表の瞬間はずっとドキドキしていて、自分の名前を見ながら「これが選抜発表なんだ」っていう光景がすごく嬉しくて、ずっと涙が止まらなかったんです。ファンの皆さん、家族や友達が「おめでとう!」ってメッセージをくれて、自分が一年間やってきたことが認めてもらえた気がしました。

伊藤:選抜入りはAKB48に加入した時から目標にしていたんですけど、こんなにも早く実現すると思っていなかったので驚いています。だから最初は「自分でいいのかな」っていう不安と恐怖があったんですけど、発表の瞬間に一緒に泣いて喜んでくださる方も多くて。そうやって支えてくださる皆さんに恩返しをするために自分が楽しんでいる姿を見せることが一番だなと思ったので、そのときに覚悟を決めました。

――同じ研究生でセンターに立つ八木さんはどう映っていますか。

伊藤:研究生センターは本当に大変なポジションだと思いますし、自分がわからないほどのプレッシャーや責任感があると思います。それでも笑顔で前向きな姿を見て、強い方だなと思って。その背中に私もついていきたいって思いました。

花田:研究生は正規メンバーの先輩方に追いつこうとみんな頑張ってるんですけど、八木愛月さんをきっかけに18期〜20期研究生のフレッシュな世代にも注目してもらえる作品になると思うので、あづさんがセンターで嬉しいです!

◆AKB48が大事にしていること

――カップリングでは、‘06年にリリースされたAKB48の往年の名曲「桜の花びらたち」が2025年版として再収録されています。

花田:旧劇場の最後の日である昨年9月1日に「桜の花びらたち」を全メンバーで歌ったんですけど、私たち19期研究生は初めてステージの上で歌唱したんです。ステージに立っている先輩たちの後ろ姿を見ただけで泣けてきました。AKB48のいろいろな節目で大切に歌い継がれてきた楽曲を今のメンバーで再収録できたのは嬉しかったですし、これから先の歴史を築いていく一人なんだという覚悟も芽生えました。

八木:私がこの曲で印象に残っているのは、前田敦子さんの卒業コンサートです。DVDを買って何度も観ていたので、旅立つメンバーに対してエールを送って、勇気や希望を与えてくれる曲でもある。私自身もファンの頃からこの曲は大好きですし、今までの曲とは違った感情でレコ―ディングに挑みました。

――ほかには、19期生は20期生と共演された花田さんが初センターのカップリング曲「Skipping stone」もありますね。ちゃんと先輩はできましたか?

花田:全然できなかったです(笑)。レコ―ディングは20期ちゃんと別々で収録したので、ダンスの振り入れのときは先輩として引っ張れたらいいなって。

――伊藤さんは先輩として、後輩たちにこれだけはアドバイスしたいということはあります?

伊藤:立ち振る舞い以前に仕事現場というのが未経験だったので、レコ―ディングだったり、ドラマ『星屑テレパス』の現場だったり、わからないことだらけで。そのときに17期生の佐藤綺星(あいり)さんたち先輩のみなさんが手取り足取り教えてくださったんです。それに救われたので、1年前の私を思い出してアドバイスできたら何か助けられるんじゃないかなって思っています。

――例えば、先輩に言われたことで「AKB48メンバーとして大事にしていること」を3つ教えてください。

伊藤:トークレッスンをしたとき、まほぴょん(大盛真歩)さんが何かを問いかけられたら「とにかく手を挙げる」と仰っていて。私は考えがまとまってからじゃないと手を挙げられないタイプだったんです。けど、大人数グループだからこそ、とにかく手を挙げて発言することが、個々が目立つためにも重要なことだと感じています。あとはなんだろう……。

――他の二人で1つずつ挙げて助けられますか?

花田:私は挨拶です。先輩の中にはあまりお話する機会がない方もいらっしゃるので、お会いした時は積極的に挨拶をしてお話をすることで、先輩からアドバイスをもらえるチャンスが生まれてるので。まずは挨拶を通して、関係値をつくるということですね。

八木:自分自身で限界を決めないで、とにかく何事も全力で取り組む。AKB48は大人数ですし、私たちは「あなたの代わりにステージに立ちたいメンバーはいくらでもいる」ということを厳しく言われてきました。だから、自分に任されたことを全力で「私のポジションは他のメンバーでは務まらない」ぐらいの強い気持ちでやることが大事かなと思います。

◆恥ずかしエピソードを「Confession」(告白)

――そんな3人に自ら手を挙げていただきたいんですけど、新曲のタイトルにある「Confession」には告白という意味もあります。それにかけて、最近あった恥ずかしい出来事を告白してください。

3人:お〜!

――前のインタビューで、佐藤綺星さんから「あづはおバカな部分しか出てこない」と評されていた八木さんは恥ずかしいエピソードは豊富にありそうなので、まずは後輩たちから。

八木:なんでですか〜!(笑)

花田:公演前にメイクをしてたら、18期研究生の成田香姫奈(こひな)さんが私の顔を見ながら「何かに似てるよね」って。小学校の頃は可愛いリスちゃんとか言われてきたので「小動物系かな〜」と思っていたら、まさかの「たい焼きに似てる」って……。

――その心は?(笑)

花田:それがわからないんですよ! 私が「たい焼きなら、鯛はどうですか?」と聞き返したら「いや、たい焼き」って言われてしまいました。キョロキョロしてるところを見て、そう思われていたのかな。

――たしかに。目が大きいっていうことじゃないですか。

花田:だったら、鯛でもよくないですか。

八木:中身が甘いから?(笑)

花田:そのときは「嬉しい〜! ありがとうございます!」って反応したんですけど、少し恥ずかしいって思いました。

――イラっとはしてない?

花田:してないですよ〜!(笑)

伊藤:私はつい最近まで、エスカレーターの両脇についているブラシが靴を掃除するものだと思っていて、それが付いてるエスカレーターに乗るときは「ラッキ〜!」って思いながら靴の側面を掃除しながら上がってたんですよ。で、家族といるときに私だけがそれをやっていたから、「靴を掃除しなよ〜」って言ったら、キョトンとされて。そのときに初めて巻き込み防止のものだっていうことを知りました……。

八木:え! あづもそうだと思ってた……。

――まさかのシンクロ!?

八木:最近見ないから、「なんであの便利なブラシ無くなっちゃったんだろう〜」って(笑)

伊藤:ですよね。

――怖い話になってます。もちろん、花田さんは知ってましたよね?

花田:はい。そんなことしたら危ないですよ。

伊藤:事故る前に知れてよかった! 危険なので絶対にマネしないでください!

八木:教えてくれてありがとう。

――では、八木さん。お待たせしました!

八木:私、恥ずかしいことが毎日のようにあるんですよ。今さっきの取材でも、センターだしカッコよく決めなきゃと思って「毎日、沸騰中です!!」と言ったら、ライターさんに「なるほど。奮闘中ってことですね」って真面目なトーンで言い間違いを訂正していただいて。そういうのが日々あります……。

――八木さんのXを見たら、今回の新曲を紹介する投稿で「これぞAKB48っていう楽器です!」と書いていて、その下にしれっと「楽曲です」って訂正してましたよね。

八木:はい……。説明もなく何もなかったかのように。私、そういう大事なところで誤字っちゃうんですよ。本当に可哀そう!

――でも、過去には“ぽんこつ”のセンターで愛された方もいましたからね。

八木:だといいんですけど、ファンの方がそろそろ離れていかないか不安になってます。ここからは後輩も見てるので不安にさせないように頑張ります!

――少し話題を変えて、新生AKB48と呼ばれる世代のみなさんにお聞きしたいんですが、令和のアイドルシーンで売れるために必要なことはどんなことだと思いますか。

伊藤:最近のバズリやすいものは、キャッチーで目や耳に残るものに加えて、そのアイドルグループならではの個性が表れてるから惹かれると思うんです。AKB48は秋元さんの書く素敵な歌詞に合わせた、大人数のパフォーマンスから感じてもらえる青春や一生懸命さがあると思うので、それを色々なツールで見てもらえるようにしたいです。

八木:今は楽曲のダンスプラクティス動画を観て「AKB48ってこんなダンスをやってるんだ」と興味を持ってもらうことも多い。それから、AKB48を知らない方がXに投稿した百花ちゃんの写真が「とんでもない美少女がいる!」とSNSでバズったりしたので、いろんな方に見つけてもらう努力も大事。

花田:小栗有以さんが今年の東京マラソン大会に挑戦したことがいろいろなメディアに取り上げられていたんですけど、出場するきっかけが「AKB48をもっとたくさんの人に知ってもらえるように新しいことに挑戦しよう」という思いだったんです。その姿が刺激になりまして、とりあえず世界一嫌いなトマトを克服しようと頑張っていて。いつか私もAKB48を知るきっかけにな
るような大きなチャレンジをしてみたいです!

――花田さんでいうと魚が捌ける、伊藤さんは落語っていうアイドル以外の武器をたくさん持つことも重要なんですかね。

八木:より大事になっていると思います。

――そんな新生AKB48が掲げる目標として、倉野尾成美総監督は「東京ドームで再びコンサートをしたい」と決意を語っています。AKB48の現在地と、その目標に辿り着くためにはどんな壁を乗り越えていく必要がありますか。

伊藤:(総監督の)なるさんが「東京ドームに行きたい」という言葉をみなさんの前で出すまで、「今の自分たちでは口に出せない」と葛藤している姿も見てきました。高い壁であることは理解しているし、いきなりそこに行けるわけじゃない。まずは、5月に開催する東京ガーデシアターでの春コンサートを成功させること。その先に辿り着きたい場所だと思ってます。

花田:東京ドームは最終目標なんですけど、個人的に私は音楽番組の『ミュージックステーション』に今のAKB48で出演したいという思いがあります。前田敦子さんや大島優子さんなど神7と呼ばれる先輩方が出演している音楽番組が、AKB48を知るきっかけにもなったので、それは必ず叶えたいです。

――前回のインタビューで、八木さんは新生AKB48と呼ばれる17期生以降のメンバーの魅力について「チーム制やキャプテンが廃止されたことで、1つの大きなチームのような関係。良い意味で危なっかしさを持っているところ」と答えていました。新世代を象徴するセンターに選ばれた今、あらためて新生AKB48の魅力とは?

八木:本当にダンスや歌唱のパフォーマンス面だけでなく、それぞれ個性的な魅力を持つメンバーが揃っています。今の19期生や20期生でも自分の武器を活かしたアピールが上手なので、想像もつかないぐらいの可能性に溢れているところです。若手メンバーだけでも、コンサートを任せてもらえるぐらいに成長していきたいですね。

――期を超えたライバルでもある?

八木:そうですね。やっぱり同じ研究生でも選抜に選ばれる、選ばれないメンバーが出てきて、選ばれたなかった悔しさもちゃんと感じて奮闘してる子が多いです。そうやって追い抜いて、追い越しながらやっていきたいです!

――今、同じ人が2回抜いていきましたね(笑)

八木:また言い間違えました。ずば抜けていっちゃいました(笑)。追いつき追い越せで、切磋琢磨しながら成長できる関係でありたいなと思っています。

取材・文/吉岡 俊

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