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「被害女性に対して大変つらい思いをさせてしまったことについて心よりおわび申し上げます」
3月31日19時から行われた会見で、こう謝罪したのはフジテレビの清水賢治社長(64)。同日、中居正広氏(52)の女性トラブルに端を発する一連の問題について調査していた第三者委員会が、調査報告書を公表していた。
昨年12月に、’23年6月の会食後に女性とトラブルが発生し、多額の解決金を支払っていたことが報じられた中居。さらに、「週刊文春」などにその会食に幹部社員が関わっていたと報じられたフジテレビにも問題は波及し、組織内の“上納文化”が取り沙汰されることに。そして今年1月末に外部弁護士らを加えた第三者委員会の設置が発表され、約2カ月にわたって、中居氏を含む多数の関係者への聞き取り調査を続けていた。
今回の報告書では、中居とのトラブルで被害を受けた女性Aが、フジテレビの元アナウンサーであることが明かされた。女性Aは、同局の幹部社員B氏らの誘いによって、中居氏が参加した外資系ホテルのスイートルームでの会合や’23年5月28日に中居氏の自宅で行われた「BBQの会」に参加していた。
その「BBQの会」で、中居氏がB氏にアナウンサーを誘うよう呼びかけた際のやり取りが克明に記されている。
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《中居氏:「男同士じゃつまらんね。女性いるかなね。一般はさすがにね。となり、フシアナ誰か来れるかなぁ。」
B 氏:「アナウンサー調整してみます。何時からどこでバーベキューするイメージですか?2〜3人いれば大丈夫ですかね??」》(原文ママ、報告書より)
さらに’23年6月2日に中居氏自ら女性Aを食事に誘い、やり取りの末、自身が所有するマンションでの食事を提案。女性Aはこの提案に《少し嫌な気がした》としつつも、断れなかった理由について、こう語っている。
《直前、誰も集まらない、いい店がない、それならこの前みんなでバーベキューをしたところでごはんはどうですか?と仕事上付き合いのある芸能界の大御所からそういわれたら、今夜暇だと言ってしまった私は行かざるを得ない。B氏や他のディレクーはいつも中居氏にペコペコしている姿を見ていたから、逆らえないと思っていた。ここで断ったりしたら仕事に影響が出るのではないか、断ったらそのことがBさんに伝わって番組によばれなくなるのではないか、そんな思いがあって、行きたくはないけど行った、という気持ち》(報告書より)
なお、この食事の誘いについて、中居氏は女性Aに当初他のメンバーにも声をかけ、店を探す旨を伝えていたが、第三者委員会のヒアリングに対して、実際には誰も声をかけておらず、店にも電話をしていなかったと述べている。
トラブルそのものの内容については、女性Aが示談契約による守秘義務を全面解除に応じる意向を示したものの、中居氏側が応じなかったことにより、報告書内には記されていない。
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それでも第三者委員会は、報告書で《2023年6月2日に女性Aが中居氏のマンションの部屋に入ってから退室するまでの間に起きたこと(本事案)について、女性Aが中居氏によって性暴力による被害を受けたものと認定した》と結論づけている。
第三者委員会によって、認定された中居氏による女性への性暴力。今年1月23日に一連の騒動の責任を取る形で、芸能界引退を発表している中居氏だが、その直前に“今後の活動”をほのめかしていた。
それは女性トラブルについて、初めて言及した1月9日のコメント。そのなかで、《トラブルがあったことは事実です》としながらも、中居氏はこう綴っている。
《解決に至っては、相手さまのご提案に対して真摯に向き合い、対応してきたつもりです。このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません。なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました。》
この“芸能活動についても支障なく続けられることになりました”という文章は、発表当時も“余計な一言”として批判を浴びていた。そして、第三者委員会によって性暴力が認定され、“手口”もあきらかになったことで、当時のこの文言に改めて戦慄する声がX上では相次いでいる。
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《報告書が出た今、今年1月中居正広が出した「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」という声明を思い出すとゾワッとなる》
《性暴力した奴が示談したから今まで通りテレビ出れるとマジで思ってんだろか? 怖すぎるんだが..》
《中居正広、当初の「示談が成立したことにより今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」ってシレッと言ってたの、恐ろしすぎるな》
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