
【動画】マリリン・モンローを再発見 ドキュメンタリー『マリリン・モンロー 私の愛しかた』予告編
本作は、イアン・エアーズ監督が約12年の歳月をかけた徹底したリサーチと取材を基に、マリリン・モンローの人生をたどるドキュメンタリー映画。親の愛に恵まれなかった幼少期や性的虐待の傷を乗り越え、モデルとしてキャリアをスタートさせ、女優を夢見る頃の初々しいマリリンの姿から、典型的なセクシーブロンドのイメージを払しょくできずにいる大スターの苦悩、スキャンダラスな私生活、そして謎多き死の真相にも新たな見解で迫る。
マリリン・モンローについて多くの人が思い浮かべるのは、「セックスシンボル」、「おバカな金髪美女」、「陰謀うずまく死」。今回解禁された予告編は、そんなレッテルを打ち消すかのように「世界一有名な女優はセルフプロデュースした姿だった」というナレーションで始まり、マリリンの不幸な子供時代を利用したメディア戦略やオンとオフを使い分けたファッションスタイルについての証言が、当時の映像や写真と共に明かされる。
その映像の中には、まさにセルフプロデュースの第一歩となった、スター女優になる直前で巻き起こったヌード写真流出ゴシップを、見事に起死回生のチャンスにした記者会見での「家賃も払えず、借金もあって、本当に貧しかった」という貴重なマリリンの肉声も。女優として人気と輝きを増していく中、用意される「セクシー」な役から脱するために、演技術を学び始めるマリリン。「みんな私を顔や身体だけで評価するけど、そんなんじゃない。私は女優なの」「誰も私を止められない」と強い意志を持ち、マリリンが立ち向かった努力と苦悩の挑戦とは。
あわせて解禁となった新場面写真は、シングルマザーである母親からの愛に飢えていた幼少期、スクリーンで輝く女優に憧れるモデル時代、そして圧倒的な男性優位主義のハリウッド映画界でチャンスを掴むために重役たちの関心を惹く様子のほか、夫となった野球選手ジョー・ディマジオや劇作家アーサー・ミラーと過ごす穏やかな表情、熱心な読者家の一面も垣間見えるオフ・ショットなどを収めている。
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エアーズ監督は、日本公開に向けて「世界のどこよりも先駆けて、マリリン・モンローの存在の大きさに気づいてくれたのは日本でした。当時のアメリカでは有名ではあったけれど、あまりリスペクトされていませんでした。新婚旅行で日本に到着すると、『モンちゃん、モンちゃん』と大きな歓声があがり、今までに得ることができなかった愛と尊敬を感じたのです。だからこそ、彼女の人生を描いたこの映画が日本で上映されるのはとてもうれしいです」とメッセージを寄せている。
映画『マリリン・モンロー 私の愛しかた』は、5月30日より全国公開。