「38万1365円」フジテレビ経費で…女性アナにセクハラをした中居正広のおぞましさ

　3月31日、フジテレビが第三者委員会の調査報告を受けて会見を開いた。同時にフジテレビのウェブサイトでは「第三者委員会の調査報告書」が公開されている。報告書では1月23日に芸能界を引退した中居正広が被害者女性に対して性的加害を行ったと認定。

　報告書はpdfファイルで394枚におよぶ長大なもの。その概要をスポーツ紙記者が解説する。

38万1365円のスイートルーム

「報告書では被害者女性のAさんと中居さんのトラブルが、先ごろ売却報道が出た中居さんが所有するマンションで起きたと記されています。ただ守秘義務に抵触するため、詳細については触れられていません。

　トラブル後、中居さんは、フジテレビのスタッフB氏を通し、入院中のAさんに100万円の見舞金を渡そうとして拒否されたほか、中居さんがB氏を通じてフジテレビの内情に探りを入れるなど生々しい記述が数多くありました」

　中居とB氏はかなり親密な関係だったようだ。報告書の143ページから148ページにかけては都内のホテルのスイートルームを貸し切って行われた飲み会の様子も報告されている。前出のスポーツ紙記者が続ける。

「飲み会はコロナ禍の2021年の夏に行われ、中居さんのほかフジテレビの番組の有力な出演者であるタレントのU氏も同席。中居さんの要望で女性アナウンサーのQ氏、R氏、S氏の3名のほか、のちに被害を受けるAさんも参加しています。

　AさんとS氏が帰宅したあと、B氏が女性アナウンサーQ氏、R氏の2名をその場に残して退出し、中居さんとタレントU氏と2対2になるように仕向け、中居さんは隣に座ったQ氏に対し《膝や肩、鎖骨付近に手を触れる》《Q氏の顔に自身の顔を近づける》などのセクハラ行為があったと認定されています。

　さらにスイートルームの利用料金の38万1365円は、B氏が《番組のロケ等施設使用料》の名目で経費として立替申請し、フジテレビから支払いを受けた旨も記されているのです」

　31日の会見もホテル飲み会に関する質問が記者から向けられ、ホテル代のほか高級ワインやシャンパンなどの飲食代もフジテレビが支払ったと回答している。

　驚愕の内容にネット上では《経費で落ちている=宿泊は業務上必要だったとフジテレビが判断そりゃこんなに雇用主とズブズブな相手に食事の誘い断れないわ》《なんで経費やねん。ホテル代シャンパンとか　こんなことが日常的に行われてたと思うと情けないね　腹立つね中居くん好きやったのにな会社も会社や》といった声が並ぶ。

　これまで中居のトラブルに関しては、真相が明らかにならないままバッシングを受け芸能界引退にまで追い込まれた中居に同情的な見方も存在した。だが、第三者委員会の調査報告書の内容を見る限り、中居の一連の行為は非難を受けても仕方ない。