
3月28日、Snow Manの人気冠バラエティー番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS。以下、『それスノ』)で、人気企画『ダンスノ完コピレボリューション』の特別編として『第2回完コピダンスグランプリ』が放送された。第1位にはBTSのJUNG KOOK(ジョングク、27)の『Standing Next to You』を見事に完コピしたSnow Manのラウール(21)が選ばれたが、審査員のコメントがジョングクを侮辱しているとして物議を醸している。
『それスノ』大人気企画で物議
若い視聴者から圧倒的支持を得ている『それスノ』。その中でも、有名曲の振り付けを、その場で完璧にコピーし間違えることなく踊れるかを競う『ダンスノ完コピレボリューション』は大人気企画だ。
「今回は『ダンスノ完コピレボリューション』の第7回〜第10回の対決の中から、嵐やEXILE、BTSの名曲など全40曲が審査対象となり、優れた完コピダンスのベスト10を決める特別編でした。
審査員は通常回でもおなじみの世界的ダンサー・TAKAHIROさん(43)、TRFのSAMさん(63)など豪華メンバーが揃い、ベスト10に選ばれた完コピを披露したアイドルやタレント、ダンサーらに評価ポイントや称賛のコメントを寄せました。
ただ、その中で問題視されたのが、審査員として参加したケント・モリのコメントです。1位となった『Standing Next to You』の完コピをしたラウールさんを褒め称え、『本人の隣で踊ったら一個間違えたら勝っちゃうんじゃないですか』と、本家ジョングクさんとラウールさんを比較。その上で『フフッ』と鼻で笑ったような仕草も見せていました」(アイドル誌ライター)
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ラウールのダンスの素晴らしさを褒め称える言葉のあやだったと思われるが、バラエティー番組の企画でのダンスに本家が負けるとも捉えられる発言に対し、BTSファン(通称ARMY)は大激怒。
X上では、
《それスノのあの審査員まじでARMY敵に回したね》
《あのコメントはまじでイラっとした。グクに失礼すぎる。なんであんなに偉そうに言えるん?》
《審査員の一言不快すぎた “勝っちゃう”ってなに?失礼極まりないでしょ》
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と批判が殺到した。
また、「ジョングクはこの激しいダンスに加えて、歌もちゃんと生で歌ってんだよ」と、ダンスだけをコピーして披露したラウールと、生歌唱しながらダンスをパフォーマンスしている本家との違いも指摘されている。
ファンから批判の対象となるダンス
「『ダンスノ完コピレボリューション』は人気企画で注目度が高いだけに、しばしば視聴者、ファンから批判の対象になってしまうことがあります。
Snow Manのメンバーが一生懸命踊り、盛り上げようとしている中で、ゲストが途中で踊るのをやめ“やる気がない”として炎上したこともありました。ただそれは、振りを覚える制限時間がたったの3分で、K-POPアイドルだったために日本のバラエティー番組に慣れておらず本領発揮出来なかっただけだと思います。
別の回では、目黒蓮さん(28)が1つ振りミスをしたにもかかわらず、総合的な評価でMVPになり、“完コピ”対決なのに人気メンバーに忖度しているとの指摘も相次ぎました。これについては目黒さんは全く非が無いですよね」(前述のライター)
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何かと物議を醸すことが多い『それスノ』の人気企画。今回は世界的人気を誇るBTSメンバーに関することでもあり、熱狂的なファンダムを刺激する形となった。件の発言をした審査員ばかりか、ただ完コピダンスを披露しただけのラウールにも批判の矛先が向かったり、それにSnow Manファンも応戦するなどし、「お互いの界隈でジョングク下げ、ラウール下げが起きてて見てて苦しい」と戸惑う視聴者もいるようだ。
また、番組制作サイドに対しXでは、
《本当にダメだったのは審査員の発言とそれを採用して放送した番組制作者》
《放映しちゃうそれスノスタッフもどうなの?って感じ》
《編集者もリスペクトのリの字もないからそれスノに楽曲貸すメリットあるのか?》
と、問題を未然に防げなかったことへの批判と、BTSやメンバーの楽曲を同番組で使用してないで欲しいとの声も見られた。
いずれにしても、この完コピダンス対決に参加するSnow Manメンバーやゲストは、限られた時間の中で全力を尽くして戦っている。彼らが今後もベストのパフォーマンスを披露出来るよう、番組制作サイドには誤解を与えない編集を心掛けて欲しいものだが…。