
【写真】特別ゲストの梅沢富美男から花束を贈られ笑顔を見せる研ナオコ
映画『うぉっしゅ』は、研と中尾有伽のW主演映画。研は本作で9年ぶりに主演を飾り、認知症の祖母・紀江を演じる。出演することを決めたきっかけを研は「認知症のおばあちゃん。それもおもしろいなと思って。監督もまだ若いし、申し訳ないんですけど名前もあまり知らなかったんです。そういう監督が、やりたいって私に声をかけてくれた。なんかいいかもしれない、って」と告白。「(監督は)若いし、これからやっていくのはすごく伸びていくんじゃないかなって。そういう期待も込めて出さしていただこうかな、と」と明かした。
出演には条件があったそうで、研は「『妥協するんだったら私は出ません』って。『まぁいいか、このカット、これで終わらせちゃおうかな』っていうのはやめてくれ、納得いくまで撮ってほしいということを伝えました」と振り返った。
紀江を演じることについて研は「認知症ですから、頭をとにかくクリアにしておいてくれって言われたんです」と打ち明け「普段から何も考えてないので、それは楽でした(笑)」と回顧。女優ではないので役作りができないのだと話し「だから、まんまでいきました」と語った。監督が「歴史に残る名演をされているんじゃないかなって本当に思っています」と絶賛すると、研は「そうかい? もらっちゃう? 日本アカデミー賞主演女優賞」とニヤリ。今後の目標を聞かれると、研は「この映画を世界に羽ばたかせます。監督を世界に連れていきます!」と誓った。
イベント終盤には、研の大親友・梅沢が花束を持って登場。梅沢は、研が認知症の役だと聞いて「それはぴったりだ」と思ったと明かし「普段から認知症みたいなもんですから。なんの演技プランも考えずに演技ができる」と冗談混じりにコメント。さらに梅沢は「見事なもんでしたね。この人、こんなすごい演技ができるのか、と。やはりぴったりでしたね」と研の演技を絶賛し「この映画で日本アカデミー賞主演女優賞を狙っております!」とアピールした。
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※岡崎育之介監督の「崎」は「たつさき」が正式表記