現役阪大医学部生の大山喜千さんがお天気リポーター就任「少しでも不安が和らげるような情報を」

ABCテレビは2日、夕方の情報番組「newsおかえり」（月〜金曜午後3時40分）の新お天気リポーターに大阪大学4年生の大山喜千さん（22）の就任を発表した。木曜日を担当し、3日の放送で初登場する。

就任に先立ち、このほど報道陣の取材に応じた大山さんは「精いっぱい頑張りますのでよろしくお願いします」とあいさつした。

オーディションは2月に行われた。空や天気が好きで趣味の1つが天体観測。自信はなかったというが「お天気キャスターになりたかったので、目標がかなってうれしいです。大声を上げて喜びました」と笑顔を見せた。

ダンス、フィルムカメラ、古着屋巡り、旅行と趣味は多彩で、特技はクラシックバレエ。なかでも、特に目を引くのが経歴だ。大阪大学医学部保健学科に在学中。母親の同大病院への入院がきっかけで入学を志したという。

すでに大学院進学も決まっており、睡眠の質をどうやって上げるかを研究する睡眠医学に従事する。少なくとも、あと3年は学生を続ける予定だ。「気象病というのに興味があって、私自身も悩まされているんですけど、例えば、低気圧の日に頭が痛くなったり、体がだるくなったりしてしまう。悩まれてる方も多いと思うので、『今日はこういうお天気なので、こういう症状が出るかもしれません』とお伝えして、少しでも不安が和らげるような情報をお伝えしていけたら」と意気込んだ。

大山さんの今後について、番組MCの横山太一アナウンサーは「この仕事がおもしろすぎて、路線が変わっちゃうかもしれませんね」とにっこり。「番組は4年目になる。新しい風として、今の気持ちを忘れず、あまりうまくやろうとせず、小さくまとまらず、大きな声で元気に自分が感じていることを一生懸命伝えてくれたら、大山さんの魅力になる」と期待していた。

大山さんの加入に伴い、現在お天気リポーターを務める谷くるみが月、水曜日、中西花が火、金曜日を担当する。