東京でも最高気温が25度を超え、桜も次々に花びらを開いていた3月26日。高台に並び立つ高級マンション群のそばにある公園で、のんびりと散歩をしている男性の姿が。
年齢もあってか白髪も増え、少しやせたようだが、意志の強そうな口元は変わらない。女優で歌手の桜田淳子(66)と’92年の合同結婚式で夫婦となった東伸行氏(69)だった。
本誌が東氏を目撃した日の前日の3月25日、東京地裁は世界平和統一家庭連合(以下、旧統一教会)に対し、解散命令を下している。
「この決定を教団は不服としており、東京高裁に抗告する見込みです。27日には田中富広会長が記者会見を開き、『信教の自由の侵害で、決定を覆すことに最大限の力を投入していく』などと主張しています。
東京地裁の決定直後、教団はホームページにコメントを載せ、そのなかには“心からお詫び申し上げたいと思います”といった一文もありましたが、1時間後に削除しており、徹底抗戦のかまえです」(全国紙社会部記者)
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’80年代から教団による霊感商法が社会問題化したが、その広告塔になった一人が、当時大人気だった女優の桜田淳子。旧統一教会問題に詳しいジャーナリストの鈴木エイトさんは桜田夫妻の教団での役割についてこう語る。
「10年前の’15年には、教団本部で信者100人ほどを前に講演をしています。その当時、桜田さんが2世信者にメークやファッションをレクチャーする講習会のようなものが開かれたそうです。
講演については高額献金問題で脱会者が出ていたことから教団内部の信者への引き締めの意図があったのでしょう。2世への講習会は単に頼まれたからということのようです。
ただ、’17年4月に銀座博品館劇場でのコンサートにゲスト出演して以降、桜田さんや東さんの情報は流れなくなりました。
桜田さんは教団関連化粧品会社男女美(Danjobi)のモデルを務めていた時期があり、ほかにも韓国の教団聖地で教祖夫妻を迎える儀式で歌を披露するなど特別扱いされていましたが、近年はまったく情報が入ってきません」
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桜田が姉の影響で旧統一教会に入信したのは19歳のときだという。それから47年、芸能界を追放されながらも身を捧げ続けた教団への解散命令に彼女は何を思うのか。本誌は、冒頭のように自宅付近で散歩をしていた夫・東氏に取材を試みた。
――東さん、昨日の解散命令について、お話を伺いたいのですが?
「どちらさまですか?」
――女性自身編集部です。昨日の解散命令について、ご夫妻の意見を伺いたいのです。
「うーん、(解散命令が出ても)特に何も変化はないですよ。私たち夫婦には影響はないというか、いつもどおりに過ごしています」
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――しかし教団の幹部として、何か責任は感じないのでしょうか?
「ハハハ、マスコミの取材については、お答えしないようにしているんです。これ以上のお話は無理ですよ」
不敵ともいえる笑みを見せると、自宅マンションに向かっていった東氏。“教団の幹部”という言葉を否定することはなく、いまも信者なのは間違いないようだ。
もともと東氏の実家は福井県で撚糸工場を経営していたが、工場の売却後に、桜田一家は東京に移住してきた。また東氏はかつて本誌に、デイトレーダーとして収入を得ていることを明かしている。
■教団内で特別扱いが続く桜田夫妻
前出の鈴木エイトさんが、解散命令の影響について語る。
「東京地裁による解散命令は当然のことであり、遅すぎた感もありますが、まだ“通過点”にすぎないともいえます。東京高裁でも解散が認められ、清算手続きに入るまで、まだまだやるべきことは多いのです。
まずは適正に被害者への賠償が行われるために、法整備も必要となります。教団の財産が、関連の宗教団体に移されることも防がなければいけません」
東京地裁によれば’22年度末時点の教団の総資産は約1181億円だったという。
「それに比べて、被害弁護団が求めている金額は約60億円。さらにこれから被害者として名乗り出る人たちがいたとしてもあわせて100億円ぐらいでしょうか。被害を弁償しても1千億円以上が残ります。
教団には『天地正教』という仏教系の関連宗教団体がありますが、そこに、その1千億円以上が移されてしまえば意味はありません」
東氏が“影響はない”と笑みを見せながら語っていたのは、教団は不滅であるという信念もあるからなのか。
「もともと桜田夫妻は、教団内では特別扱いでした。献金のノルマもなく、一般の信者たちの苦悩とは無縁の存在でした。先ほども述べましたように、近年は“広告塔”の役割からも解放されているようですし、そういった意味では東氏が言うように“解散命令”の影響は少ないのかもしれません」
だが、桜田家にも“変化”がまったくないわけではない。近所の住人によれば、
「ご夫妻は最近、かわいらしいワンちゃんを飼い始めたのです。お子さんたちが独立したからでしょうか」
確かに東氏は散歩中に白い小型犬を連れていた。桜田と東氏の間には1男2女がいるが、いちばん下の次女も26歳。子供たちが巣立ち、教団も未曽有の危機にあるなか、夫妻の支えになっているのは、この“新しい家族”なのかもしれない。
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