言わずと知れた7度のF1世界王者ルイス・ハミルトンを兄に持つ、ニコラス・ハミルトン起用を発表したUn-Limited Motorsport(アンリミテッド・モータースポーツ) オフシーズンのプライベートテストが活発化するBTCCイギリス・ツーリングカー選手権だが、昨年シリーズに参戦したばかりのアンリミテッド・モータースポーツは、すでに発表済みのデクスター・パターソンとマックス・ホールに加え、3台目のクプラ・レオンBTCCを投入するべく新たなTOCA BTCCライセンス取得を表明。言わずと知れた7度のF1世界王者ルイス・ハミルトンを兄に持つ、ニコラス・ハミルトンをこの2025年シーズンに起用する。
今から約20カ月前のドニントン・パークで、キャリア最高の6位を獲得した“ニック”ことニコラス・ハミルトンは、その際のチーム・ハード以来となるNGTC規定モデルでBTCC復帰を確定。改めてその焦点は、モータースポーツにおける障害者の包摂に対する意識を高め、スポーツ内で障害者がより多くの機会を得られるよう提唱することだと語った。
脳性麻痺による身体障害を持つニックは、「モータースポーツには、障害者がスポーツ内の複数の役割で評価され受け入れられていると感じられる場所があり、僕はそのことに人々の目を向けさせたい」と語った。
「モータースポーツはすべての人のためのものであり、レースは機会と包括性のためのプラットフォームになり得ることを証明し続けたいんだ。アンリミテッド・モータースポーツとのパートナーシップは、僕が支持するもの、僕の才能、そして僕自身の目的を信じているからこそ実現した。僕が受け入れられるのであれば、障害を持つ他の人たちも受け入れられるはずさ」
そのアンリミテッド・モータースポーツを運営するチームオーナーのボブ・シャープレスも「ニック・ハミルトンが我々のチームに加わるのは素晴らしいことだ。彼はBTCCグリッドに戻ることを強く決意しており、それが実現できたことを誇りに思う」と付け加えた。
「ニックは非常に有名なドライバーであるだけでなく、世界中にインスピレーションを与えてくれる存在だ。彼が我々のチームを信頼してくれたという事実は、この組織が短期間でどれだけ進歩したかを物語っている。我々はこの旅で彼をサポートできることに興奮しており、一緒に何を達成できるかを見るのが待ち切れない気分だ」
同じく2023年のシーズン後半に解散したチーム・ハードの一員であり、これまで8位の最高成績を残している41歳のマイケル・クリースが、今季2025年も4台体制を敷くヒョンデ陣営、エクセラーエイト・モータースポーツの最後のレースシートを獲得。2022年のチャンピオン獲得者であるトム・イングラムや、BTCCでの優勝経験を持つトム・チルトン、アダム・モーガンに並び、新生チーム・ヴェルツのヒョンデi30ファストバック Nパフォーマンスをドライブする。
「BTCCグリッドに戻るため一生懸命努力してきたことは周知の事実であり、冬の間には上手く行かなかった時期もあった。 2025年にそれが実現できるかどうかはわからないようなね」と語った元ジャック・シアーズ・トロフィー獲得者。
「契約が確定したことも素晴らしいが、タイトルを獲得したエクセラーエイトのようなチームに加われるのは最高の栄誉であり、スタートするのが待ち切れない」とクリース。
「BTCCグリッドでのフルシーズンはこれで4回目になるが、つねに学び続けている。彼ら実力者3名と並んでレースをする機会は、彼らの記録やシリーズで達成してきたすべてのことを考えると、ドライバーとしての成長に役立つに違いないね」
[オートスポーツweb 2025年04月03日]