初のリリースイベントを開催した14人組ボーカル&ダンスカンパニー・PG 14人組ボーカル&ダンスカンパニー・PGが5日、東京・有明ガーデン みんなのテラスでリリースイベントを開催した。
【写真】初のリリースイベントを開催した14人組ボーカル&ダンスカンパニー・PG
PGは、昨年の夏にTikTokで「夏休みの自由研究をバズらせたい小中学生集団」の名前でアカウントを開始。狐の仮面と小中学生と思えないパフォーマンススキルの高さに注目が集まり、初回投稿はいきなり100万再生を記録した。昨年11月に仮面を外して『WA・BI・SA・BI』でデビューを果たすと、小中学生離れしたビジュアルとダンスと歌のパフォーマンスで、国内のみならず海外からもフォロワーを集め、総フォロワー数は48万人を突破。男女14人という個性から「必ず推しが見つかるグループ」と人気が上昇中だ。
イベント前に行われた囲み取材では、春休みに全国4都市で開催してきたリリースイベントを振り返り。RYUDOは「リリースイベントはファンの方と近くで会える大切な機会、全国4か所を回ってきてファンの皆さんとたくさん会えてうれしかったし、最高のパフォーマンスを届けられました」と喜びを語った。
KARENは「PGの一つの目標を達成できてよかったし、ファンのみんなと身近に会える機会が作れて良かった」と笑顔を見せた。
CHAAMiは「最初の大阪はすごく緊張しましたが、今は慣れてきました」と回を重ねるごとに成長を感じている様子だった。
イベントの意気込みを聞かれると、リーダーのRiANAは「今日はラストなので、みんなすごく気合も入っているし、とにかくお客さんと一緒に楽しんで思い出を作ってもらうということが一番なので、とにかく笑顔で帰っていただけるように頑張りたいと思います」と力強く話した。
イベントでは、「東京盛り上がって行くぞー!」という掛け声とともに、1曲目に『AROUND THE WORLD』を披露。仮面を付けていた時代から披露していた楽曲で、一糸乱れぬダンスと、メンバー1人1人の個性を活かした歌声でハーモニーを生み出していく。会場に詰めかけたファンは、それぞれの推しメンバーの名前を叫び、熱気に包まれた。
MCでは、ANJiが「春休み中はみんなで一緒に住んでるんですよ」と明かすと、RiRiが「メンバー8人で原宿に遊びに行きました」と楽しかった思い出を披露。ANJiが続けて「原宿の竹下通りで『KANEMOCHI!』流れていたの知ってますか?」とファンに問いかけ、「メンバー8人で竹下通りに聞きに行って、みんなで踊りました!」とエピソードを明かした。
さらにANJiが「次はメンバーみんなでお花見とか行きたいね?」と提案すると、メンバーたちは「行きたい!」と賛同。「せっかくだから春にちなんだ曲誰か歌ってくれますか?」というANJiの問いかけに、最年少メンバーのCHAAMiとKARENが「歌えるよ!」と元気よく手を挙げ、いきものがかりの『SAKURA』をアカペラで即興披露。ふたりの透明感のある美しい歌声が会場に響きわたった。
MC後は、女子メンバー7人で構成され、先月デジタルリリースされたばかりの新曲『VERSION OF ME』を披露。「失敗しても大丈夫、自分らしく一歩を踏み出そう」とメッセージを込めたポジティブソングに、会場からは「可愛い〜」の声が投げかけられた。
次に、男子メンバー7人によるHIPHOPナンバー『KANEMOCHI!』を披露。Bruno Mars”24K Magic”など世界中のヒット曲を手がけるスーパープロデューサーチーム「The Stereotypes」が手がけた本格なHIPHOPと、『Famima Rap』のバイラルヒットでも話題のMIYACHIが手がけているリリックが中毒性抜群のナンバー。変声期前後の小中学生の男子メンバーが混在するPGならではの歌声に、観客は自然と手を上下に振り、リズムに乗っていた。
2曲続けてのパフォーマンスを終えるとGAKUが「皆さん楽しんでいただけましたか?」と笑顔を見せる。AOiが「みなさんそろそろ新学期が始まりますね」と呼びかけ、TSUBASAが「皆さん新学期の準備出来てますか?」と問いかけると、「実は出来てないんだよね」と明かしたGAKU。「宿題は終わったけど、上履きが準備できてなくて。足が大きくなって」と中学生らしいかわいいトークに会場も和んでいた。
続いて、TENSHiNが「PGのメンバー全員の名前覚えててくれますか?」と問いかけると、メンバー紹介&ダンスパートへ。一人ひとりがパワフルに個性溢れるパフォーマンスを繰り広げた。
最後に「東京、最後盛り上がっていきましょう!」というKARENの熱い煽りから、PGにとってはじまりの楽曲『WA・BI・SA・BI』がスタート。YouTubeでの再生回数が590万回を超える、まさにPGの名刺がわりの曲に会場のボルテージは最高潮に達した。
リーダーのRiANAが「私たちはSNSで『春休みにライブを目指す小中学生集団』という名前で活動してきましたが、皆さんのたくさんの応援のおかげで目標を達成することができました!本当にありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、「明日からは、次の目標を、新しいアカウント名につけて、目指していきたいと思います!新しい目標、アカウント名は『PG_全国ツアーを目指す小中学生集団』です」と発表。客席からは拍手と歓声が湧き起こった。
RIANAが「全国ツアーは高い目標ですが、メンバー全員で支え合って頑張って行くので応援してもらえたら嬉しいです!」と力強く呼びかけ、4都市8公演を巡った春休みのリリースイベントは幕を閉じた。