大沢たかお、『べらぼう』脚本家との“蜜月ぶり”で囁かれる「重要な役で今後の起用」

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2025年04月06日 19:00  週刊女性PRIME

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2025年3月14日『第48回日本アカデミー賞』授賞式に出席した大沢たかお

 3月14日、『日本アカデミー賞』授賞式に出席した大沢たかお。2024年公開の映画『キングダム 大将軍の帰還』での演技が最優秀助演男優賞を受賞して、こう語った。

「助演という立場というのは、主演をどう盛り上げるのかということを、7年間考え続けていました」

「大沢くん、ダメだった。ごめんね」

 漫画原作の映画『キングダム』は2019年に1作目が公開され、同作品はシリーズ4作目となる。

「大沢さんは1作目から約7年間にわたって秦国の大将軍・王騎を演じたのですが、漫画で描かれる巨漢の役づくりで、肉体改造のほか、体重を20キロほど増量しました。撮影後は減量し、続編の撮影時には再び増量するなど、かなりの苦労があったようです」(映画ライター、以下同)

 近年の大沢は、漫画『沈黙の艦隊』を映像化した作品では、主演だけでなくプロデューサーも務めるなど多方面で活躍。

「『沈黙の艦隊』には、大沢さんのほかに『キングダム』のプロデューサーでもある松橋真三さんも参加しています。松橋さんは2005年にWOWOWを退職して独立する際、大沢さんに応援してもらってから、ずっと一緒に仕事がしたいと思っていたそう。大沢さんも今、俳優として自分がやりたいことができているのでは

 ただ、ここに至る道のりは平たんではなかった。

 大沢は1987年にモデルとしてスカウトされて芸能界入り。世界に通用するモデルを目指し、『パリコレ』に出演した経験もある。だが、当時の大沢を知るファッション業界関係者は、こう明かす。

「大沢くんは、モデルの中では身長が低いんです。トップモデルなら最低でも185センチはほしいところだけど、彼は181センチ。だから、オーディションを受けては落ち続けていたんです。私も“大沢くん、ダメだった。ごめんね”と、何度か落選を伝えたことがありました」

 世界で活躍するトップモデルとの間にある“壁”は想像以上に厚く、挫折を味わう。モデルの道を諦めた大沢は、一般企業への就職も考えたが、モデル時代のマネージャーにすすめられて俳優へ転身。

 当時のことを、テレビ誌ライターが話す。

「1994年のフジテレビ系ドラマ『君がいた夏』で、大沢さんは俳優として活動をスタートさせました。1995年に放送された、酒井法子さん主演の日本テレビ系ドラマ『星の金貨』でブレイク。翌年には平均視聴率が20%を超えた『続・星の金貨』にも出演。そこから俳優としての頭角を現していくかと思われました」

 しかし、より高みを目指そうとする情熱が足かせとなる。過去の雑誌インタビューで、大沢は俳優という仕事への思いをこう語っていた。

《ドラマの現場へ行くと自分が間違ったと思ってもOKが出て、次々と撮影が進んでしまうことがあった。そういったことが続くと、切磋琢磨もせず成長していない自分に苛立ち、何でこの仕事をやっているか分からなくなってきたんです》

 その不安を払拭するため、ある行動に出た。

「ドラマの撮影現場で“もっといい作品にしたい”という思いから、演技などについて意見するようにしたのですが、そのことでスタッフとの衝突が増えていったのです。だから、連ドラの仕事から距離を置いたとも、大沢さんは過去のインタビューで語っています」(前出・テレビ誌ライター、以下同)

 2000年に入ると、大沢は活躍の場を徐々に映画へと移す。それでも大沢について語るとき、避けて通れない作品がある。2009年に放送されたTBS系日曜劇場『JIN-仁-』。2001年以来、8年ぶりの連ドラ出演だった。

「現代の医師が幕末の江戸時代にタイムスリップし、医療器具も満足にない中、病気で苦しむ人々を救っていく物語です。平均視聴率は19%を記録。最終話は25%を超える大ヒットになりました」

 前クール放送の日曜劇場枠の平均視聴率が9%台だったことを考えると、多くの人が楽しんだドラマだったといえる。『JIN-仁-』は2011年に続編が制作。世界80か国に放送された。

囁かれる『べらぼう』出演の可能性

 そんな人気作に携わっていたメンバーが、再集結する可能性があるという。ドラマ制作会社の関係者が話す。

「放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう』の脚本を手掛けているのは、『JIN-仁-』を担当した森下佳子さんです。そのため、大沢さんが今後『べらぼう』に出演する可能性が高いと業界で囁かれているんです」

 1年間にわたって放送される大河ドラマは、放送期間中に新キャストが発表されていく。そこに大沢の名前が挙がる可能性があるというのだ。

「『JIN-仁-』は、森下さんが人気脚本家としての地位を不動にした代表作。森下さんが大河ドラマを手掛けるのは今回で2回目。『べらぼう』は森下さんの現時点における集大成となるはずで、“成功させなければ”というプレッシャーの中で思い出されるのが、やはり『JIN-仁-』なのです」

 両作品とも物語の設定は江戸時代。

「『べらぼう』にナレーションと特別出演をしているのは、森下作品の常連である綾瀬はるかさん。これは、森下さんから出演依頼を受けてのこと。そこに大沢さんも登場すれば“『JIN-仁-』の再来”と話題になります。

 森下さんと一緒に仕事をしたことのある関係者からは“彼女は絶対に大沢さんを重要な役で起用するはず”と断言する声も聞こえてきます。『JIN-仁-』と同じ医師役といった起用ではないと思いますが、大沢さんの出演は十分に期待できると思いますよ」(同・ドラマ制作会社関係者)

 俳優として30年以上、歩んできた大沢。試練の後には、素晴らしき未来が訪れて――。

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