2025年F1第3戦日本GP ランド・ノリスとオスカー・ピアストリの争い(マクラーレン) 4月6日に三重県の鈴鹿サーキットで開催された2025年F1第3戦日本GPの決勝レースで、マクラーレンはランド・ノリスが2位、オスカー・ピアストリが3位に入り、ダブル表彰台を獲得した。
2025年シーズン、ここまでの2戦で連続ポールポジション&優勝を飾っていたマクラーレン。第3戦日本GPでは予選でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にポールポジションこそ奪われたものの、2番手にノリス、3番手にピアストリが続く盤石の体制で決勝を迎えた。
レースは両ドライバーとも順位をキープしながら進め、20周目にピアストリ、21周目にノリスがフェルスタッペンと同時ピットストップを行い、レッドブルにプレッシャーをかけ続けたマクラーレン。終盤には2台でフェルスタッペンの背後に迫るが、追い抜くまでは至らず、ノリスが1.423秒差の2位、ピアストリが2.129秒差の3位でレースを終えた。
この結果、マクラーレンはノリスがドライバーズランキング首位、コンストラクターズポイントは2位のメルセデスに36点差をつけるトップを守った。チーム代表のアンドレア・ステラは日本GPについて「ダブル表彰台はチームにとって良い結果だ。優勝は可能だと感じていたが、昨日はコンマ数秒差でポールポジションを逃し、今日は予選順位がレースの最終結果を左右する大きな要因になった」と振り返った。
「午後に何か調整できた部分があったかどうかは検討を行うが、デグラデーション(タイヤの性能劣化)が少なかったため、1ストップレースでの戦略的な選択肢はあまりなかった」
「全体では両選手権(ドライバー&コンストラクターズ)で良いポイントを獲得し、トラックサイドチームとファクトリーの全員のおかげで非常にスムーズな週末を過ごすことができた。次戦のバーレーンを楽しみにしている」
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=2位(53周/53周)2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「今日は厳しいレースだった。スタートからフィニッシュまで全開だったが、同じようなペースだったから何もできなかった」
「マックス(・フェルスタッペン)がミスなく良いレースをしたため、決勝の結果は予選順位で決着がついていた」
「それでもチームにとっては、より多くのポイントを獲得することができた、とても良い週末だった。次のバーレーンに向けて引き続き努力していく」
レース後インタビューでピットレーンでのフェルスタッペンとの並走について聞かれ「本当に良いピットストップで僕たちにチャンスがあったんだ。僕はマックスの横に並んだけど、彼は正しい位置にいたしライン上を走っていた。ただのレースだよ」
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=3位(53周/53周)3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「チームにとってポイント獲得と良い結果になった。今日のペースは本当に良かったと思っているし、とても満足している」
「オーバーテイクするために何度か近づいたけれど、ここ(鈴鹿サーキット)はトラックポジションがとても重要なんだ」
「予選の結果では、僕たちが実質的にレースを支配すると思われたが、今日はすべてをまとめきることができなかった」
「バーレーンは多くのポジティブな要素があるから、絶対に表彰台を獲得する。ふたたび挑戦する準備はできているよ」
[オートスポーツweb 2025年04月06日]