日向坂46が6日、6周年ライブ「6回目のひな誕祭」の2日目公演を開催した。アンコールでは、一期生のキャプテン佐々木久美(29)の卒業セレモニーが行われ、純白のドレス姿でスピーチした。全文は以下の通り。
ちょっとこっ恥ずかしいかなと思ったんですけれども、最後はやっぱり着たいと思って、こういう感じ(ドレス)で着させていただきました。ありがとうございます。きちんとお時間をいただいたので、お話しさせていただこうと思うので、どうぞ皆さんよかったら座ってください。ありがとうございます。
今日のことはあまり考えられなくて。「ひな誕祭」で全曲披露って、最後にすてきな機会をいただいて。自分の卒業セレモニーも、こんな場所でやらせていただくよってことを聞いたんですけど、なかなか現実味がなくて。この瞬間のこともなかなか考えられなくて、ここまで来てしまいました。でも、気持ちがあふれてくると思うので、今私が思った言葉で、お話させていただこうと思います。
私は乃木坂46さん、欅坂46さんが大好きで、坂道グループの一員になりたいと思って、でもまさか受かるなんて思わなくて、記念受験のような気持ちで受けました。小さい時から自分の夢っていうのをあまり思い浮かべることができなくて、本当に夢がないなって思いながら、20年間生きてきたところで、当時けやき坂46(ひらながけやき)のオーディションを受けて。2次、3次って審査が進んでいくうちに、これが今初めて人生で私がかなえたいって思える夢かもしれないなって。
でも、受かった時に、「あ、夢かなっちゃった」と思って。「また夢を探していかなきゃ」って思ったんですけれども。グループに入ってから、本当に経験したことない、いろんなことを経験させていただけて、こんなに楽しい毎日で、すごくすごく本当に楽しくて。いつの間にかグループの夢が、自分の夢になっていました。そうしているうちに、約9年たってしまったんですけども。本当に、いろんなことをこの9年間で経験させていただきました。
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やっぱり、何よりもその中で私が大好きだったのが、ライブです。こんなにたくさんの人数と同じ時間を過ごすことができて、皆さんそれぞれの生活があるのに、こうやって1つの場所に、私たちのために来てくれて。いっぱい声出して、いっぱい楽しんでくれて、本当に大好きでした。私たちがこういう活動を続けられているのは、いろんな方のサポートがあったからできることです。ちょっとこの場を借りて、皆さんに感謝を伝えさせていただきたいなと思います。
まず、家族のみんなへ。私は本当に恥ずかしい29歳なんですけど。いまだに結構反抗期で、自分の仕事のことを一切何も話さないし、結構連絡も5回に1回ぐらいしか返さないし、すごくこんな娘を待って家族は苦労したと思うんですけど…(涙ぐむ)。でも、家族の支えがなかったら、最後まで絶対にやってこられなかったので、いつも勝手に家に来てご飯を作ってくれたり、お風呂予約してくれたり、そういう小さいささいなことで、私はそれがすごくうれしくて。急に母さんが「ミーグリ」に来て。それも、何で来たの? とか言ってるけど、本当はすごいうれしくて。この9年間本当にありがとう。
そして私、すごい友達のみんなに支えられて、日向坂46っていうすごく特殊な環境だと思うんですけど、そんなどんな時でも友達が、そのままの佐々木久美でいさせてくれて、今日もわざわざファンクラブで席をとってきてくれて。本当にいろんな人に支えられました。これからも友達でいてください。
そして、この日向坂46の活動に関わってくださっている全てのスタッフの皆さん。メンバーが迷うことも多いけど、いろんなことに常に注力させてくれて。すてきな機会をいっぱい与えていただいて、そんなスタッフさん方の期待に応えたいって、私たちも頑張ってきたので。本当に本当に、感謝しています。自分の生活時間を削ってまで、私たちのために昼夜問わず動いてくださって、本当にありがとうございます。これからも日向坂46のことをお願いします。
そして、メンバーのみんな。裏で見てみるかな〜。私は本当に、みんなのことがだ〜い好きで。大好きで、大好きで、仕方がなくて。ちょっとしんどいなって時も、楽屋でみんなと話していると、すごい元気出るし。毎日助けられています。
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じゃあ、五期生のみんなへ。まず日向坂46に応募して来てくれてありがとう。これから大変なことがたくさん待ち受けていて、自分の力だけではどうにも立っていられない、ってことももしかして来るかもしれないけど。すっごい頼もしい先輩たちがいるし、こんなに優しいおひさまの皆さんが見守ってくれているから。自信を持って、突き進んでください。応援してます。
そして四期のみんな。「久美さん、久美さん」って、お話しにきてくれて、それがすごいうれしかったし。どんなに忙しい時でも、みんなすごい元気で。四期生のライブとかも見にいかせてもらって、私たちが忘れかけてたのを思い出させてくれて、本当にみんなには感謝しています。これからも四期生として、突き進んでください。
そして三期のみんな。何年たっても、ずっと、加入当初のまま変わらず、むしろみんなの愛が増していくのをすごい見てきて、本当に本当にグループのことが大切で、大事なんだなって、みんなの活動から伝わってきます。そんな三期生が大好き。これから三期の4人がグループの中心となっていく日向坂46を担っていくと思います。自信を持って自由に、活動していってね。ずっと応援してるし、いつでもずっと味方です。
そして二期生のみんな。みんなはもう一緒にい過ぎて、もう、同期ですね。二期生がいなかったら、ここまで来られなかったし。本当にあの時みんなに出会えて良かったです。1人1人がスーパーパワーを持っている二期生だから、何も心配することはない。もし何かあったら、こんな私でよければ、いつでも駆けつけるので。呼んでください。
そして同期のみんな。今日もステージに駆けつけてくれて、とてもうれしかったです。みんなに出会えてなかったら、私の人生、こんなに色づくことはなかったと思います。出会ってくれて、同期として活動してくれて、ありがとう。大好き。
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そして何よりも感謝を伝えたいのが、おひさまの皆さんです! もう本当に、皆さんがかけてくださる言葉、支えてくださる力。偉大すぎて、私たちは何度も何度もおひさまの皆さんに助けられてきました。時には心配させてしまうこともあったかもしれないけど、いつでも信じて一緒に前を向いてくれて、本当にありがとうございました。皆さんがいたから、日向坂46は間違いなく、ここまで来られました。本当にありがとうございます。
皆さんよくね、「これから幸せになってね」って言ってくれるんですけど、私は今がいっちばん、幸せです。こんなにたくさんの方が駆けつけてくれて、配信でも見てくださって。こんな幸せはもう、一生超えることがないと自信を持って言えます。本当に幸せな時間を、本当にありがとうございます。
伝わったかな…?(拍手を受ける) この気持ちが強すぎて、強いまなざしでしゃべってしまいました。本当に約9年間、日向坂46で活動できた時間、一生の宝物です。皆さん、今まで本当に本当に、ありがとうございました!!
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