乃木坂46、6期生が初ステージ ⽮⽥萌華ら5人がセンターに 特技披露にファン歓声

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2025年04月07日 01:30  クランクイン!

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乃⽊坂46 初披露の会「はじめまして、6期⽣です」  写真:鈴木健太(KENTA Inc.)
 乃木坂46の新メンバーである6期生のお披露目イベント『乃⽊坂46 初披露の会 「はじめまして、6期⽣です」』が6日、神奈川県・ぴあアリーナMMで行われた。キャプテンで3期生の梅澤美波、副キャプテンで5期生の菅原咲月による進行で、11人の6期生がフレッシュに自己紹介。個性豊かな特技もそれぞれ披露し、終盤の6期生によるライブパートでは加入後初のパフォーマンスを繰り広げ、瀬⼾⼝⼼⽉や⽮⽥萌華ら、5人が歴代楽曲のセンターを務めた。

【写真】乃木坂46、6期生が初ステージ 『乃⽊坂46 初披露の会 「はじめまして、6期⽣です」』イベントフォト

■自己紹介では巫女の姿で登場したメンバーも

 乃木坂46の6期生オーディションは2024年の春と夏の2回に分けて実施。春オーディションでは5人、夏オーディションでは6人が選ばれ、3月にはグループのYouTubeチャンネル「乃木坂配信中」で順次合格者を発表した。

 大勢のファンが熱視線をそそいだイベントは梅澤、菅原のかけ声で華やかにスタート。客席はグループカラーの紫に染まり、1人ずつ呼び込まれた6期生のメンバーは会場を見渡しながら、各々ポーズを決めてアピールした。

 6期生の愛宕⼼響のかけ声を合図に「乃木坂46、6期生です!」と11人が声をそろえるとファンがいっせいに沸き立ち、前半の「1分間自己紹介」のコーナーではメンバーが小道具も使いながら、それぞれの魅力を伝えた。

 兵庫県出身の愛宕は「ほっぺがすぐに赤くなっちゃうことです」とチャームポイントをアピール。小学校時代に「教科書の内容を寸劇にして学芸会で披露する」という活動をしていたと意外な過去を明かした6期生最年長で静岡県出身の⼤越ひなのは、恐竜が登場する寸劇で「あの恐竜、よく見たら中腰じゃない?」「中腰? いいえ、大越です!」とオチを決め、客席の笑いを誘った。

 魔法使いをイメージした帽子を被り、手にした杖を振った東京都出身の⼩津玲奈が魔法の言葉「オズ〜、じゃ〜ん!」と叫ぶと、客席一面が紫1色となり「大成功です!」とニッコリ。吹奏楽部でパーカッションを担当していたという兵庫県出身の海邉朱莉は、体を叩くボディパーカッションに合わせて童謡「きらきら星」のメロディに乗せた自己紹介ソングを披露し、6期生最年少で東京都出身の川端晃菜がグループが結成された「2011年生まれで、乃木坂46と同い年です」と語ると、場内では驚きの声が上がった。

 地元の神社で過去に「巫女さんも経験させていただいた」と明かしたグループ初の山梨県出身者である鈴⽊佑捺は巫女の姿で、両手に大きな「好運」のお守りを抱えながら笑顔であいさつ。鹿児島県出身の瀬⼾⼝が鹿児島弁で喜びを伝えると、同郷出身のOGで同期だった大園桃子を連想したのか、梅澤が「鹿児島の懐かしいなまり」とつぶやき、春オーディションの合格者で春が好きと語った北海道出身の⻑嶋凛桜が「春といえば〜!」と叫ぶと客席が桜をイメージするピンクのペンライトで染まり「満開です!」と喜んだ。

 大阪府出身の増⽥三莉⾳は「学校の体育測定ではほとんどの種目で最低点を叩き出していました」と明かすも、得意だという反復横跳びとスキップを披露。東京都出身の森平麗⼼が、緊張からか涙をこぼし言葉を詰まらせると会場には「大丈夫だよ〜!」という声援が響き、秋田県出身の矢田は地元に伝わる民俗行事「なまはげ」に扮して盛り上げ、最後はハンドサインと共にグループ楽曲にちなんで「最終目標はみなさんの心を“Monopoly”することです」とアピールして、ファンの心をつかんだ。

■歌、盆踊り、卵割り…特技披露では驚きの声が

 特技披露のコーナーでは、驚きあり笑いありのステージで6期生のさらなる個性が光った。

 トップバッターの川端はボールを手にしたジャグリングをしながら、グループ曲のタイトルをリリース順に詰まることなく読み上げる特技で驚かせ、歌が得意な海邉は静かに見守る客席を前にして、平原綾⾹の「Jupiter」をカヴァー。歌い出しで空気が一変し、加入当初の特技披露の場で歌声を響かせた5期生の中西アルノのように、ファンの心を釘付けにした。

 4歳から続けていたというバレエが特技の森平はグループ楽曲「ここにはないもの」をBGMに、黒いドレスで可憐なターンを披露。

 高校時代の3年間は華道部に所属していた愛宕は鮮やかな生け花の作品に「最後の1束」を添え、春オーディション合格者“春組”をイメージしたピンク色の花、夏オーディション合格者“夏組”をイメージした水色の花に「乃木坂カラーの紫色のお花を生けて、私たち6期生が乃木坂46という場所で出会って、これから一緒に高みを目指していけたらいいなっていう思いを込めて生けました」と作品のテーマを解説した。

 ⽮⽥は出身地の秋田県で継がれる伝統芸能「⻄⾺⾳内盆踊り」のお囃子に合わせて、お祭り風情もある和の衣装をしならせ、客席では自然と手拍子が巻き起こった。4歳から書道を習っていた大越は、グループ楽曲「逃げ水」のインストゥルメンタルに乗せて筆で「舞」の1文字を豪快に書き上げ、小津はグループ楽曲「Actually...」をBGMにして、みずから振り付けを考案した創作ダンスのパフォーマンスで見る者を引き込んだ。

 ユニークな一芸で会場をあっと言わせたのは、コック姿の増⽥。卵を片手で割る特技を披露したものの1度目は黄身がつぶれてしまい、リベンジとなった2度目で見事に成功させ、客席では大歓声が上がった。

 5歳から11歳までフラダンスを習っていた長嶋は、夏を思わせるグループ楽曲「裸足でSummer」をBGMにして、南国を連想させるしなやかなパフォーマンスを披露。イントロクイズが特技の鈴⽊は、グループの歴代楽曲をテーマにした梅澤とのイントロクイズ対決で勝利を収め、梅澤と菅原は後輩のほとばしる“乃木坂愛”を称えた。

 特技披露のラストを担った瀬⼾⼝は、グループ楽曲「他人のそら似」をBGMにしたチアダンスで躍動し、曲中では「レッツゴー、乃木坂!」のかけ声と共に、グループの円陣で使われる「努力!感謝!笑顔!」のフレーズも叫びながら、元気いっぱいの笑顔を浮かべた。

■加入後初パフォーマンスでは11人が力合わせて

 幕間のMCでは、6期生を温かく見守る梅澤と菅原がそれぞれの加入当時を振り返った。梅澤は当日「6期生が乃木坂の円陣を(イベントの参加メンバー13人で)初めてやった」と明かし、ファンに向けて「みなさんの声援だったり、サイリウムの光だったりがすごく力になっていると思うので、本当にありがとうございます」と感謝。菅原は「私たちから推し変しませんよね?」と冗談まじりに語りながらも「一途に思い続けるってめっちゃ気持ち伝わってきますから。だからその愛を、推しメンにたくさん伝えてあげてくださいね」と、後押しした。

 イベントは終盤へとさしかかり、ライブパートの幕開けを告げる「OVERTURE」が流れるとファンのコールで会場が揺れ、6期生による初パフォーマンスは瀬戸口がセンターに立つ「おひとりさま天国」で華々しくスタートした。

 グループの結成初期から継がれる「制服のマネキン」では、センターの森平を中心に勇ましいダンスで観客を魅了。大越と川端がWセンターに立つ「インフルエンサー」では情熱的なパフォーマンスを展開し、矢田をセンターに据えた「歩道橋」では、会場がやわらかな空気に包まれた。

 6期生を代表して矢田は、会場や配信で見守るファンの声援を受けて「自然に笑顔になることができました」と感謝し「これからも成長していく私たちのことをどうか温かく見守っていただけたらうれしいです」とあいさつ。グループ初の6期生曲「タイムリミット片想い」のオリジナルセンターとしてステージでは笑顔を浮かべ、最後は梅澤と菅原も合流し、参加メンバー全員でファンへの感謝を届けた。緊張の初ステージを乗り越えた6期生の成長、そして、さらなる活躍も期待される。
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