
5日には一期生・佐々木美玲の、6日には同じく一期生でキャプテンを務めた佐々木久美の卒業セレモニーが行われ、これまでに卒業した一期生メンバーもサプライズ登場。6日の公演は5時間に及ぶ圧巻のステージとなった。本稿では、その6日公演の本編の模様をレポートする。
【写真】5時間にも及ぶステージ! 日向坂46「6回目のひな誕祭」ライブフォト
開演を告げる「Overture」に続き、春の晴天の下、野外ステージにメンバーたちが登場。「ドレミソラシド」「ソンナコトナイヨ」「ってか」と表題曲を立て続けに披露し、会場のボルテージは一気に上昇。熱気に包まれたまま最初のMCへと移ると、佐々木久美が「みーぱん、2日目始まったね」と声をかけ、前日に卒業セレモニーを終えた佐々木美玲は「2日目もお邪魔しまーす!」と元気に応えて観客をさらに盛り上げた。
続けて佐々木久美が「それではここから、4時間超えのライブが始まりますよ! 皆さん準備できていますか!」と呼びかけると、観客からは大きな歓声が上がった。
四期生による「シーラカンス」、三期生の「愛のひきこもり」、二期生の「沈黙が愛なら」、そして一期生の「愛はこっちのものだ」など、各期の個性が際立つ期別楽曲が披露されたほか、富田鈴花と松田好花によるユニット・花ちゃんズが「まさか 偶然…」をギターの弾き語りでしっとりと聴かせる場面も。さらに、四期生による「見たことない魔物」では、ひときわ大きなコールが会場を包み込んだ。
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その後も各期別曲やユニット曲が次々と披露され、卒業生・加藤史帆のソロ曲「どっちが先に言う?」を佐々木久美がソロで歌い上げる場面も。全楽曲披露に向けて、ライブはさらに熱を帯びていった。
ライブ開始時には明るい陽ざしに包まれていた横浜スタジアムも、次第に夜の帳が下り、幻想的な雰囲気に。そんな中、昨年卒業した一期生・齊藤京子からビデオメッセージが届く。「とっておきの最高のプレゼントを用意しました」と語ると、ステージにはサプライズゲストとして、けやき坂46(ひらがなけやき)時代の衣装をまとった卒業生・井口眞緒、潮紗理菜、影山優佳、加藤史帆、高本彩花、東村芽依、長濱ねるが登場。佐々木久美、佐々木美玲、高瀬とともに「ひらがなけやき」を披露し、会場には驚きと歓喜の声が響き渡った。
パフォーマンス後、卒業生たちは1人ずつコメントを寄せた。けやき坂46のメンバーでありながら、途中で欅坂46へと移籍した長濱は、「私はひらがなけやきのみんなと、みんながしんどいときとか、うれしいときに立ち会えなかったのがすごい心残りだったから、久美ちゃんの大切な日に奇跡のような機会を用意していただけて、本当に感謝しています」と思いを語った。
2020年に卒業し、現在は2児の母である井口眞緒は、「井口と申します。初めまして。お久しぶりです」とあいさつ。ファンから大歓声が上がると、佐々木久美が「踊れてたよ、眞緒ちゃん」と声をかけ、「本当に!? 楽しかった!」と笑顔を見せた。
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柿崎の手紙が読み上げられた後、佐々木久美が「素敵な時間をまだまだ続けたいなと思うんですけど、もう1曲披露させていただいてもいいですか?」と観客に呼びかけ、一期生10人と後輩メンバー全員で「永遠の白線」を披露。
夢のような時間が過ぎ、ライブはいよいよ終盤戦へ。「HEY!OHISAMA!」ではコール&レスポンスで会場が一体となり、高橋がセンターを務めた「錆つかない剣を持て!」では気迫のこもった表情で魅せた。その後も、「僕なんか」「君しか勝たん」「君はハニーデュー」「卒業写真だけが知ってる」と表題曲が次々と披露され、佐々木久美がセンターを務めた「君は0から1になれ」へと続く。そして最後は「日向坂」で本編を締めくくった。
※佐々木久美卒業セレモニーの模様は「日向坂46キャプテン・佐々木久美が卒業 約9年の活動は「本当に幸せ」 新キャプテンは高橋未来虹」でレポートしています。