志尊淳×岸井ゆきの『恋は闇』“考察”呼びかけ　真犯人歴ある田中哲司「裏の裏で、もしかしたら…」

　俳優の志尊淳と岸井ゆきのがW主演を務める日本テレビ系新水曜ドラマ『恋は闇』（16日スタート、毎週水曜　後10：00）制作発表がこのほど、都内で行われた。志尊、岸井、森田望智、白洲迅、田中哲司が登壇し、志尊と岸井が仲むつまじい様子を見せた。

【集合カット】チームワーク抜群！岸井ゆきの＆志尊淳らメインキャスト

　今作は、完全オリジナル脚本で描く『あなたの番です』『真犯人フラグ』の制作スタッフによる“究極の恋愛ミステリー”。情報があふれ、真実が見えづらくなった現代において、いかに真偽を見極めていくのかという社会的なテーマを、恋と謎解きのエンターテインメントとして届ける。

　志尊は、連続殺人鬼かもしれない週刊誌のフリーライター・設楽浩暉、岸井は浩暉に強烈に惹かれていくテレビ局の情報番組ディレクター・筒井万琴を演じる。

　今作は、『あなたの番です』『真犯人フラグ』の系譜をたどる考察ドラマとしても楽しめる。志尊は「とにかくこだわり抜いて、カットに力を注いで作っている。いいものづくりの時間です」と手ごたえがある様子。「僕に関しては、普段の万琴といるときの顔と、レインコートかぶっているときで表情が変わるんです。変わっているときの一挙手一投足には注目してほしいし、小道具とか細かい部分に秘密が隠されているんです」とヒントを出し、「本当に何回も見ていただいて、たくさん考察して盛り上がってもらえたらと思います」と呼びかけた。

　岸井は「浩暉が何か闇を持っていることを読者は見えますが、万琴は目の前の浩暉しか見えていないので、どうして気まぐれに冷たくなったんだろうっていうシーンもあります。ずっと背を向けられていたり、あまりにも冷たくて、相談しに行ったぐらい」と予告。志尊は「でも、浩暉は浩暉で抱えている思いと、好きだからって好きだと接していいものなのかと。過去とつながったりするんです。じれったいんです。作品のテーマですが、見えているものがすべてだと思ってほしくないんです」とアピールした。

　一方、万琴の情報番組の総合演出・野田昇太郎を演じる田中は『真犯人フラグ』で真犯人だったことに触れ「僕に関しては、2回も犯人ってことはないでしょう」とニヤリ。「裏の裏で、もしかしたらっていう線もあります。細かいところを見逃さずにお願いします」と期待を高めた。