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ギャルか、清楚(せいそ)か。人気小学生ギャル系メディア「KOGYARU(コギャル)」の公式ライバルとして、清楚・ナチュラル系雑誌メディア「Natuul(ナチュール)」が4月から始動した。雑誌のほか、SNSとも連動し、夢へと励む子どもたちを応援する。専属モデルに選ばれたラリッサ(9)、るみな(8)、なゆ(8)、かんな(8)の4人が人生初のスポーツ紙インタビューに応じ、“清楚”代表として動き出す心構えを初々しく語った。【松尾幸之介】
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取材当日。4人はスポーツ新聞を見るのも初めてだった。「私たちがこれに載るの!?」「あ、大谷さんが載ってる!」。興味津々に眺める。「グレーの新聞しか見たことなかった」「スポーツの新聞に何で私たちが載るの?」「破って遊んだことはある」「これタブレットでも読める?」。“逆取材”にひとつひとつ答えながら、活動を始める意気込みを聞いた。
ラリッサ 見てくれる人も同年代の人が多いと思うので、たくさん見てもらって、メンバーのみんなと協力しながらコギャルの子たちに負けないように頑張りたいです。
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かんな ナチュールでは優しくて、しぐさがきれいで、かわいい人でありたいと思っています。そこを意識して活動していきたいです。
なゆ YouTubeも始まるので頑張りたいですし、みんなに応援されるようなナチュールにしたいです。
るみな こうして新聞にみんなで載せていただけるのは貴重な機会なのでうれしいです。私の思うナチュールは、優しくて、お上品で、お仕事の時もちゃんとしている人。そうなれるように頑張ります。
4人はSNSなどでスタッフの目に留まってスカウトされて集まった。まだあどけない小学生。それぞれの夢も聞いた。
かんな みんなで人気になっていきたいですし、助け合ってやっていきたいです。私は将来はすてきなモデルさんや俳優さんになって活躍したいです。歌も好きで、よくレッスンでAKB48さんの「365日の紙飛行機」や「スカート、ひらり」「ハート型ウイルス」とかを歌っています。
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ラリッサ 私はヘアセットとメークが得意なので、将来も生かしていきたいです。あとはモデルとしても活躍していくことが目標です。応援してください!
なゆ ダンスや運動が好きです。走ったり、跳び箱をしたり、運動が大好きです。みんなでどんどんレベルアップして有名になって、雑誌に載ったり、いつかはライブとかもしてみたいです。
るみな モデルとして活躍することが目標なので、これからも頑張っていきたいです。あと、変顔も得意です!(笑い)
冊子の「Natuul」は今後発行予定で、YouTube、SNSなどでも共に活躍する追加メンバーを発掘すべく、第1回専属モデルオーディションも4月2日から募集が始まった。どんな子に加わってほしいのか。メッセージを聞いてみた。
ラリッサ 恥ずかしがらない子で、みんなの気持ちも考えられる人が良いと思います! あと、私だけ(小学)4年生なので、4年生がもう1人いてほしいな。
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なゆ みんなで仲良くできる人、あと、元気に引っ張っていってくれる子もいいですね。
るみな 優しくて元気で笑顔いっぱいな人にぜひ加わってもらいたいです!
まだ公式サイトも4月から公開されたばかり。小学生たちに絶大な人気を誇っているという“ギャル”からの覇権奪取なるか。ついにベールを脱いだナチュールが、新たな時代を切り開いていく。
★8さい お絵かき
◆花谷環奈(はなたに・かんな)2016年(平28)10月24日生まれ、神奈川県出身。Pre−moやひよこクラブ表紙モデル、Chaletronイメージモデル、mamatas動画出演など。趣味は読書、買い物、お絵かき。メンバーカラー・ピンク。120センチ。
★9さい ブラジル父
◆夏目ラリッサ(なつめ・らりっさ)2016年(平28)2月5日生まれ、大阪府出身。22年映画「耳をすませば」出演やNHKドキュメンタリーなどで幼少期役経験あり。メンバーカラー紫。父はブラジル出身。132センチ。
★8さい 中国母
◆相澤奈由(あいざわ・なゆ)2016年(平28)9月23日生まれ、千葉県出身。CONVEX、チャックルベビーのウェブモデル、moimoln公式アンバサダー、子育て雑誌「Baby−mo」表紙、東京キッズコレクション5代目イメージモデルなど幼児期から活躍。メンバーカラー黄色。母は中国出身。126センチ。
★8さい 書道
◆大友(おおとも)るみな 2016年(平28)9月13日生まれ、埼玉県出身。ANAPやURBAN CHERRYのウェブモデル経験あり。趣味はネイルチップやプリクラ集め。特技は書道とダンス。メンバーカラー水色。124センチ。
■オーディション開催中
「Natuul」専属モデルオーディションは20日までエントリー募集中。6〜12歳の芸能事務所未所属でミクチャ配信可能な女子が対象。予選、決勝を経て5月25日予定の最終面接に進む3人の中から選ばれたグランプリが専属モデルとなる。また決勝進出者から読者モデルも選出予定。選ばれた者は芸能事務所LUVに所属する。
■服部紗季編集長に聞く
服部紗季編集長(27)に「Natuul」への期待を聞いた。もともと「KOGYARU」は90年代後半からギャルたちに親しまれた伝説的雑誌「egg(エッグ)」の妹分のような形で23年4月にスタート。下地があった分、浸透もしやすかったといい「今回は清楚で新しく出していくということで不安はもちろんあります」と正直に語った。
「egg」が14年に休刊したように時代の流れも変化する中、今回も紙媒体としての雑誌創刊に思いを込めた。「モデルを目指す子たちにとって、やっぱり雑誌に載るという経験はなかなかないこと。特別なものだと考えています。SNSで誰でも発信できる時代ですが、だからこそ雑誌に載ることも貴重なものになります。年に数度の出版となると思いますが、紙媒体をなくしたくないという思いもありますね」。
初期メンバーとして集まった4人は服部編集長が中心となって選抜した。当然、思いは強い。「いろんなことに挑戦して、有名になってほしいですね。まだ小学生だからこそ、いろんな可能性がある。ナチュールはお仕事体験型メディアの側面もありますし、まだ何にでもなれる。今だからこそできることに取り組んで、頑張っていってほしいです」。
コギャルのモデルたちは昨年もライブを行うなどアーティストとしても活躍している。ナチュールでも将来的には音楽活動をはじめ、YouTubeやTikTokの縦型動画を活用した女優活動、ウェブメディアの記事をキッズニュースとして読み上げるキャスター活動など、多様な経験を積むことを目指す。「小学生のパワーは計り知れないです。コギャルとの違いを出しながら、ひとつひとつ積み上げていきたい」。チャレンジを重ねながら、より大きなメディアへと発展させていくことを誓った。
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