元フジ長野智子「Mr.サンデー」内の発言を謝罪「言葉足らずのために本意伝えることができず」

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2025年04月07日 10:40  日刊スポーツ

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長野智子

元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子(62)が7日、X(旧ツイッター)を更新。6日に生出演したフジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜午後8時54分)での中居正広氏の女性トラブルに端を発した「フジテレビ問題」についての発言の一部を謝罪した。


番組では有識者6人で生討論。なぜ被害女性Aが中居氏の自宅に行くのを拒めなかったのかを論点とした際、長野は「私、嫌だったら行かないと思うんですけど」と前置きした上で「やはりこの問題点って、女性アナウンサーでもいろいろいるので。私みたいなのもいるわけですよ。会社の中で例えば今回、いろんな社員の話を聞くと、よい仕事をするよりも、有名人とか政治家とか、太いパイプを持ってる方が評価される空気があったって、結構多くの社員から聞いて」と切り出した。そして「ことさら、気にする人は、断りづらいと思ったのかもしれません」と推察した。


仮に中居氏からの誘いを上司に相談しても「したところで、上司はあなたが決めなさいって言いそうですよね」とした。


長野の一連の発言がネット上で被害女性Aへの2次加害につながっていると指摘する声があった。長野は「昨日のMRサンデーでの私の発言について、私の言葉足らずのために本意を伝えることができず反省しています」と前置きした上で「ほとんどのアナウンサーは、日々真摯に実直に仕事に向き合い、yes,noを判断して行動をしています。被害者Aさんもその一人で、むしろ、仕事に真摯であるからこそ、編成幹部B氏の繋いだ業務の延長線上という特殊事案において、『中居氏を怒らせてはいけない』という思いで行動し、結果的に事件に巻き込まれてしまいました。悪いのは言うまでもなく、加害者です」と書き出した。


「一方で、第三者委員会の報告書において、『アナウンサーが脆弱な立場にあったのではないか』という指摘があり、その印象が伝わることで、今も多くの女性アナウンサーに対して『上納されただろう』など中傷が浴びせられて、苦しい思いをしていることを聞いていました。私はそれは違うということを伝えたかったのですが、言葉が足りませんでした」と記述。


この日、元日本経済新聞記者で東京大多様性包摂共創センター准教授の中野円佳氏も出演。中野氏は討論の中で「Aさんが断れなかったのを、ちょっと責めるように聞こえます」と指摘する一幕もあった。長野は「中野円佳さんからの指摘を受けたとき、うまく伝えられなかったと思ったのですが、時間がなく言い直すことができませんでした。これが本意だったのですが、もちろんそう聞こえなかったという方はいると思うし、不快な思いをされた方にお詫びします。申し訳ありませんでした」と謝罪した。


長野氏の謝罪に対し「アナウンサー、ジャーナリストを名乗る以上は言葉が足らずは失格です。あなたが発言した事を視聴の側から見ると言葉足らずではなく、論点のすり替えです。昨今、マスコミは論点のすり替えばかりでウンザリしています。ますますテレビの視聴から離れていくことでしょう」「『でも』『だって』にご不快構文…がっかりです 素直に謝罪できないのは自分は悪くないと思ってるからですよね」「言葉を扱うプロが本意を伝えることができなかった?そうではなくて、ことの本質を理解していないから、もしくは、古巣をかばう身内的な思いが抜けず出た発言だったのではないでしょうか。報道に従事して長い長野さんだからこそ、適切な発信を期待したい」などの意見もあった。


一方で「長野さんの謝罪投稿に対して、匿名での誹謗中傷や批判が多くて驚きました。その偏った正義心を振りかざすことで、自分が新たな被害者を生み出していることすら理解できないのでしょう。そんな人たちの意見は気にしなくて良いと思います」「長野さんの思いは伝わっていると思います。ゆがんだ捉え方をされる方は、何を言っても無駄です。って決めつけるとまたねじれるのですかね」などのコメントもあった。


番組MCは宮根誠司、進行は同局の藤本万梨乃アナが担当。この日の出演者はノンフィクションライターの石戸諭氏、経済ジャーナリストの後藤達也氏、東大准教授の中野円佳氏、元フジテレビアナウンサーのジャーナリスト長野智子、弁護士の橋下徹氏、社会学者の古市憲寿氏。

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