こんぴら歌舞伎を公演している芝居小屋「金丸座」=5日、香川県琴平町 香川県琴平町で4日、春の風物詩「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の第38回記念公演が日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居(通称・金丸座)」で開幕した。20日まで。中村獅童さん親子が初めて出演する。
金丸座前の番頭小屋などを一新。これまではプレハブ小屋を置いていたが、今回から金属パイプの枠組みの上から木材を貼り付けた小屋を設置し、金丸座との統一感を出した。雨の日の混雑を解消するために設けた仮設の通路にも木材を使用した。担当者は「景観を考えて構想を練った。最高の状態で初日を迎えられた」と語る。
公演は2部制で、第1部では「毛谷村」と「魚屋宗五郎」、第2部では「蜘蛛(くも)の白拍子」と「らくだ」が上演される。