
お笑いコンビ・ジャングルポケットのおたけさんが、ニュース番組「ABEMAエンタメ」(ABEMA)の密着企画「NO MAKE」に出演。元メンバーの騒動後、仕事激減の危機に直面した際の心境を語りました。
年間4万人が来店する飲食店の店主に
おたけさんははジャングルポケットとして相方の太田博久さんと活動する傍ら、3年前から東京・月島のもんじゃ焼き店「竹の子」の店主として働いています。
27年前に母親が店を始めた「竹の子」を引き継いだ理由について、「本名の武山から、僕は『たけ』ってあだ名で呼ばれていた。『竹の子』って名前に、継いでもらいたい気持ちが入っているのかな?と思い、意識していたんです。そしたら、全く関係がなかった」と勘違いがきっかけだったことを明かしました。
「竹の子」にカメラが潜入すると、開店に向けて軽快なリズムでキャベツを刻むおたけさんの姿がありました。おたけは「去年1年間で来たお客さんが4万人」と紹介。番組スタッフは「お店の強みはなんですか?」と質問すると、おたけは「僕です」と即答し、続けて「そりゃそうやろって思いますよ。しかも味もうまいし、値段も高くないし、量も多いし…。負ける要素がない」と誇らしげに語りました。
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仕事激減の危機に直面
「竹の子」には週2日、多ければ3日立っていると語ったおたけさんは2024年に元メンバーが不祥事を起こした当時を振り返り、「仕事がガーっとなくなったりしたら、ここに来ていた。その時は週5日はいたんじゃないかな」とポツリ。
その騒動はお店にも影響を及ぼしたのか聞くと、おたけさんは「ないです。お客さんが気を遣ってくれて、その話を面と向かってしてこなかったです」と説明。そして、「(騒動で)お笑いの仕事が減るなと思ったけど、この店があるのが僕の強みだったから何も怖くなかった」と打ち明けました。
「お笑いの環境はキツい」という本音
店がオープンすると、おたけさん自らホールに立ち、接客。お客さんと一緒に写真を撮るなど、密に交流する様子もみられました。
お笑いの仕事に向かうため、いったん店を出たおたけさんでしたが、閉店30分前に再び姿を見せます。朝の開店作業、日中の接客、そしてお笑いの仕事をしてきたおたけさんには疲労が色濃く…。それでも最後の1組まで笑顔で送り出すと、「この環境が好きなんでね。(元気が)戻ります。やっぱり」と充実の表情を見せてくれました。
「キツいんでね。お笑いの環境は…」と本音を吐露したおたけさんに、番組スタッフは「苦しい時もあるんですか?」と質問。おたけさんは「想像したらわかるでしょ(笑)。いろいろなことがあるので…」と胸の内を明かした上で、「竹の子は心臓、なかったら息が止まる。それぐらい重要なところで、僕の生命線かもしれない。何かあった時に店が助けてくれるし、店があるからなおさら怖いものはなくなりました」と大切な「竹の子」への思いを語りました。
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ジャンポケの今後は
番組内では、ジャングルポケットの今後について言及する一幕も。おたけさんは「良い風に出るか、悪い風に出るのか分からないけど、良い風に出られたらいいですね」と切り出し、「(太田さんと)2人になって主役の取り合い。主役がいなくなったから、どっちが主導権を握るかひどい争いをしてます。永遠の戦いが始まります」と前を向きました。