インディ500決勝に2度出走した服部茂章さん 4月7日、北米のレーシングチームであるHattori Racing Enterprises(HRE)は、チームオーナーである服部茂章さんが亡くなったと伝えた。61歳だった。
シゲさんの愛称で親しまれた服部さんは、岡山県出身で、オープンホイールのレーシングカードライバーになる夢を追って1990年代に渡米し、インディNXT(当時はインディ・ライツ)のレースで2度優勝。日本人初のシングルシーターレースでのオーバルレースウイナーとなり、その後は世界三大レースのひとつであるインディアナポリス500マイルレースにも2度出走した。
その後、NASCARトラックシリーズへ戦いの場を移した服部さんは、2008年にはチームのオーナーに転向。HREを設立し、チームを率いてNASCARトラックシリーズで14度の優勝を重ねた。さらに2018年には、シリーズチャンピオンシップを獲得する偉業も達成した。
そして近年は、スポーツカーのチャンピオンシップであるIMSA ミシュラン パイロット チャレンジにも、トヨタGRスープラGT4 EVO2 で参戦したほか、日本のインタープロトモータースポーツとスカラシップ制度を結んだことで、女性限定レースシリーズ『KYOJO CUP』のチャンピオンである小山美姫と翁長実希とともにトヨタGR86のワンメイクレース『TOYOTA GAZOO Racing GR CUP NORTH AMERICA(北米GRカップ)』へもスポット参戦していた。
ノースカロライナ州ハンターズビル警察署の声明によると、服部さんの死因は交通事故とのことで、現場で死亡が確認されたという。
チームは公式SNSを通じて「シゲは、その飽くなき情熱、集中力、そして競争心で知られていました。 HREとHattori Motorsportsを通じてチームを率いることは、彼のライフワークであると同時に彼の情熱でもありました。そして彼には、レースチームにつねに明るい振る舞いと独特のユーモアをもたらし、決して忘れられないユニークな才能がありました。私たちはあなたがいなくなることが本当に寂しい。さようなら、シゲ」と哀悼の意を表している。
[オートスポーツweb 2025年04月08日]