「引退発表後は自宅に引きこもっていましたが、調査結果が中居さんに厳しいものだと公表直前に伝え聞いたそうで、髪は手入れもせず白髪だらけ。余裕がなくなっています」(中居を知る芸能関係者)
今年1月に女性とのトラブルから芸能界を引退した中居正広氏(52)。先月31日には一連のトラブルの経緯などを含めた第三者委員会の全394ページにわたる調査報告書が公表され衝撃的な事実が次々と明るみに出た。調査報告書では中居氏による《性暴力》を認定し、被害女性Aさんは’23年6月に体調不良となり7月から休養。PTSDと診断され、昨年8月にフジテレビを退社した元アナウンサーだと記されていた。
「引退後の中居さんは第三者委員会の調査に協力する姿勢を示していましたが、女性側との間に示談による守秘義務条項を設けていることから、それを盾に多くを語らなかったと聞いています。しかし、調査が進むにつれ、女性側が守秘義務条項の解除に応じる姿勢を示す報告を受けると中居さんは強く動揺したそうです。今回の発表内容は完全に想定外のようでした」(テレビ局関係者)
前出の芸能関係者が続ける。
「彼にとって大きな誤算となったのが、1月23日の引退発表4日後に開かれたフジのやり直し“時間無制限”会見でした。そこで港社長(当時)らの曖昧な答弁や中居さんを守るような姿勢が見え隠れし、10時間超のぐだぐだな会見に……。中居さんとフジの“なあなあの関係”が仇となり、引退である程度は“手加減”されると踏んでいたトラブルが、再会見がぐだぐだなこともあって真相解明を求められることになりました。同時にフジの企業風土も追及され、局も第三者委員会に精密な調査を委ねる形となったのです」
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今回、第三者委員会は両者間の守秘義務の対象が《2023年6月2日に女性が中居氏のマンションの部屋に入ってから退室するまでの事実》《示談契約の内容》だと特定。Aさんの合意を得たうえで、約2年におよぶ中居氏と女性Aさんとの関わりを携帯の記録や証言をもとに徹底的に世間に開示した。そこで明らかになったのは中居氏の悪質な言動の数々だった。
■’21年12月 スイートルーム会
外資系ホテルαのスイートルームでの会合にAさんが参加。中居氏は参加者が女性アナウンサー中心が好ましい旨を社員B氏に伝えている。当日22時ごろ、中居氏はタレントU氏、女性アナウンサーR氏・Q氏の男女2対2の構図を作りたかったようで女性Aやスタッフらを退出させた。その後、U氏とR氏が離席する際に中居氏がQ氏の膝や肩、鎖骨付近に手を触れ、Q氏の顔に自身の顔を近づける等の問題行動があったという。前出の芸能関係者は言う。
「同月、番組関係者が主催するフジテレビの番組忘年会でも中居さんとAさんが顔を合わせます。この後、中居さんやB氏は何度かAさんを飲み会に誘っていますが、彼女はそのつど断ってきました。そして問題となった、中居さんの自宅でのバーベキュー会で2人は“再会”することになります」
■’23年5月28日 BBQ会の誘い
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中居氏は当日、ショートメールでB氏に連絡し、BBQを開催するとして、参加するよう誘った。その際、アナウンサーをBBQの会に同席させる手配を依頼している。
中居氏:「男同士じゃつまらんね。女性いるかなね。一般はさすがにね。となり、フシアナ(*原文ママ)誰か来れるかなぁ。」
B氏:「アナウンサー調整してみます。何時からどこでバーベキューするイメージですか? 2〜3人いれば大丈夫ですかね??」
中居氏:「時間はお昼過ぎくらいかな。アナも知らない子も多く。知ってる子がいいけど。結構知らない。」「自分が知ってる、アナ、誰だろね。」
B氏:「●●●●(Aさん)に声かけてみようかなと思います。」
中居氏:「はい、知ってる笑。」「1人じゃ申し訳ないかな。メンバーは、まだ、慎んで。」
この3日後の31日、BBQ会が開催された。そしてその2日後、6月2日にトラブルが発生する。
「トラブル当日の2人のショートメールのやりとりでは、Aさんを食事に誘った中居さんが“メンバーに声をかける”“店を探す”と言いながら、実際には誰にも声をかけず、店にも連絡せず、BBQ会が行われた自宅を飲み会の場として提案したことが判明しました。
トラブルが原因で6月に入院したAさんが“退院までは連絡を控えたい”とのショートメールを送るも、中居さんは9月中旬までの間、1週間に1回の頻度でAさんに対して一方的にショートメールを送り続けたことも明らかに。
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また、Aさんの8月末退社をB氏がメールで報告した際、中居さんは《了解、ありがとう。ひと段落ついた感じかな。色々たすかったよ。》と返信したとつづられています」(前出・テレビ局関係者)
中居問題を受け、フジは生まれ変わるべく経営陣が入れ替わった。今年1月に港浩一社長、嘉納修治会長(ともに当時)が辞任。清水賢治氏が新社長に就任した。3月27日には41年もの間、取締役に在籍した日枝久取締役相談役が退任。4月4日には、中居問題当時、専務だった関西テレビの大多亮社長も辞任を発表した。
「中居さんは自らの引退発表で、将来的に裏方から芸能界に戻る可能性も視野に入れていました。しかし、入念な調査報告で復帰は完全に消滅。そのためフジに対しては“あのぐだぐだ会見さえなければ……”と憤っているようなのです。芸能人の肩書を完全に失い、感情的には“もう洗いざらいバラしてもいい”と観念しているかもしれません」(前出・芸能関係者)
逆ギレ暴走とも思えるが、ここまで白日の下に晒されなければ、中居氏は芸能界に戻れると錯覚し続けたのかもしれない。
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