ついに完結『ブリジット・ジョーンズの日記』、ラブと笑い&ポジティブ全開が詰まったシリーズを振り返り!

0

2025年04月08日 09:11  クランクイン!

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

クランクイン!

ついに完結! 映画『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』4月11日公開 (C)Jay Maidment/Universal Pictures
 映画『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズの第4弾にして完結編となる最新作『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』が、4月11日より公開される。ちょっとぽっちゃりで酒とタバコを愛する32歳独身女性をヒロインに迎えた1作目が2001年に公開されると、以降のロマコメ映画の常識を刷新。あれから約25年、主演のレネー・ゼルウィガーが魂を込めて演じ続けてきたブリジットの人生の集大成となる最終章が、いよいいよ幕を開ける。過去を抱きしめながらポジティブ全開で立ち上がったブリジットの「今」を描く物語から、より多くの感動を体験するために、世界中で愛された「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズを振り返る!

【写真】“年下カレ”と“気になるカレ”の間で揺れるブリジット『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』フォトギャラリー

『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)


 世界中の女性の共感を呼んだヘレン・フィールディングのベストセラー小説を原作とし、ロンドンに住む32歳の独身OLブリジット・ジョーンズ(レネー・ゼルウィガー)の波乱万丈な日常を描いた記念すべきシリーズ1作目。

 レネー・ゼルウィガーを主演に迎え、英国ドラマ『高慢と偏見』(1995)のミスター・ダーシー役で英国中の女性を虜にしたコリン・ファースと、『フォー・ウェディング』(1994)や『ノッティングヒルの恋人』(1999)をはじめとするロマコメ映画で確固たる人気を築いたヒュー・グラントという、英国を代表する2大スターが出演することでも大きな話題に。

 出版社に勤めるブリジットが、ハンサムでセクシーな上司ダニエル・クリーヴァー(ヒュー・グラント)と恋人関係となり、同時に幼なじみで弁護士となった生真面目な性格のマーク・ダーシー(コリン・ファース)との再会で、正反対の2人の男性の間で揺れ動くブリジットの恋模様がたっぷりのコメディとともに描かれる。

 そんな『ブリジット・ジョーンズの日記』が世の女性の熱い支持を得て大ヒットシリーズとなった背景には、恋愛、仕事、そして自身を取り巻く人間関係をありのままに映し出したブリジットの等身大の生き方がある。

 90年代から00年代へ移り変わる時代を生き抜こうとするアラサー女性が直面するあらゆる問題に"ポジティブ全開"で立ち向かう姿は、それまでのロマコメで当たり前とされていたヒロイン像を打ちこわし、同じ時代を生きる女性たちを熱狂させた。

 原作ファンの期待を背負った1作目でレネーは役作りのために増量を行い、アメリカ人女性でありながらブリジットを体現するためにイギリス訛りも完璧に習得。レネーを通して触れるアラサー女性の本音と悲哀は多くの女性たちの共感を呼び、全身全霊で挑んだブリジット役でレネーはアカデミー賞主演女優賞にノミネート。観客を笑いと涙の渦に巻き込んだブリジットと2人の男性との恋は、最新作にレガシーとなって受け継がれるすべてが詰まっている。


『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(2005)


 世界を熱狂させた豪華キャストが再び集結し、前作から4週間後を舞台に、ブリジットにふりかかる苦悩を描く2作目。

 前作のラストでマークと交際を始めて、シングルを脱却し理想の恋人と幸せな日々を送るブリジット。しかし、マークへの愛を表現しようとするも空回りしては失敗ばかりで、ついにはマークの同僚女性に対する嫉妬心から喧嘩に発展すると、ブリジットはマークの元を離れてしまう。

 傷心のまま出張で訪れたタイで、元カレのダニエルに再び心をかき乱されるブリジットだったが、とんでもないトラブルに巻き込まれ麻薬密輸の疑いで現地の刑務所に投獄され、恋愛どころではない事態に。それでもブリジットの“ポジティブ人生”は本領を発揮し、絶体絶命の事態のなかでたくましくも彼女らしさを武器に切り抜ける姿は、おかしくも観る者に勇気と元気を与える。

『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(2016)

 2作目から11年、レネー・ゼルウィガーが再びブリジット・ジョーンズを演じ、コリン・ファースもマーク役を続投。そしてブリジットの新たな恋のお相手ジャック役に『メラニーは行く!』(2002)や『近距離恋愛』(2008)のロマコメ映画でも活躍するパトリック・デンプシーが加わり、アラフォーとなり今ではテレビ局の敏腕プロデューサーとして活躍するブリジットの波乱に満ちた恋を描く。

 ブリジットは11年の間に順調にキャリアを重ねていたものの、前作で元サヤに収まっていたはずのマークとはなぜか別れていて、再びシングルライフを送っていた。そんなブリジットの背中を押すために年下同僚のミランダによって連れ出された音楽フェスで、IT企業の社長ジャックと運命的な出会いを果たし恋に落ちるも、同時に元恋人のマークとも再会。ハンサムでリッチな彼、過去に愛した彼、またもや2人の男性の間でブリジットの心は再び揺れ動く。

 そんな中、ブリジットの妊娠が発覚! ジャックとマークのどちらが父親かわからない状況で、ブリジットをめぐるドタバタ劇は加速。我こそが父親だと譲らない2人を前に、最後にブリジットは誰を選ぶのか―。

 最新作ではブリジットのお腹にいた子供が小学生となって登場。 育児と仕事に奮闘するブリジットの、「今」へ至るドラマを噛みしめることができる1作となっている。

『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』(4月11日全国公開)


 3作目から9年。レネー・ゼルウィガー、コリン・ファース、ヒュー・グラントが再集結し、前作でついにマークとゴールインし、幸せな結末を迎えたブリジットの9年後の「今」を描き出す完結編が描かれる。

 最新作では、マークがスーダンでの人道支援活動中に命を落としていることがブリジットによって語られる衝撃の展開から物語が始まる。マークを亡くして以来シングルマザーとして育児に全力を注いでいたブリジット。悲しみを抱えながらも、テレビ局への仕事に復帰し、ワーママとして育児と仕事を両立しながら新たな人生の扉を開こうと奮闘する。

 そんなブリジットの前に29歳の「年下男子」ロクスター(レオ・ウッドール)と「厳格な息子の理科教師」ウォーラカー(キウェテル・イジョフォー)との出会いが訪れ、2人の男性の間で揺れ動くながらも、シリーズ1作目からブリジットのシングルライフを盛り上げてきた色男ダニエルやいつもの親友たちといったおなじみの顔ぶれとともに、“全然大丈夫じゃない”彼女の新たなドラマを描き出す。

 それまでのヒロイン像を書き換える等身大の姿に熱い共感を呼び、愛され続けてきたブリジットの、愛する人の喪失を真正面から描いた本作。マイケル・モリス監督が目指したのは、シリーズのレガシーを踏まえつつ、悲しみと希望、喪失感と笑いが思いも寄らぬ形で絡み合うブリジットの新たな人生をリアリティをもって表現すること。

 モリス監督は「極めて『ブリジット・ジョーンズの日記』らしい作品である一方で、シリーズ前作では無縁だった問題や感情に向き合う映画を作るにはどうすればよいのか。ブリジット、あるいは私たちが、想像を絶するような辛いことをどうやって乗り越えるのかという疑問に深く切り込み熟考を重ねました。そして“悲しみのコメディ”を作るという考えに至りました。本作は、全ての人々が避けては通れない経験に敬意を払いたいと願う映画です」と、世界中の女性が愛する「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズを手掛けることへの思いを明かしている。

 果たしてブリジットはマークを失った悲しみを抱えながら「自分らしい人生」をどのように取り戻していくのか。新たな出会いの先でブリジットがたどりつく感動のフィナーレをスクリーンで見届けたい。

 映画『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』は、4月11日より全国公開。
    ニュース設定