
映画『おいしくて泣くとき』初日舞台あいさつが4月4日、東京都内で行われ、長尾謙杜(なにわ男子)、當真あみ、美村里江、安田顕、横尾初喜監督が登壇した。
本作は、森沢明夫氏の小説『おいしくて泣くとき』を映画化。幼いころに母親を亡くした心也と、家に居場所がない夕花の物語。孤独だった二人は互いに距離を縮めていくが、ある事件をきっかけに夕花が姿を消したことで、心也が行き場のない思いを抱えたまま、交わした約束を胸に彼女を待ち続ける。突然の別れから30年、彼女の秘密を明かされる…。主人公・心也を長尾謙杜、ヒロインを當真あみが演じている。
この日は全国246スクリーンでのライブビューイングも行われ、カメラに向かって「こんにちは〜」と笑顔でお手振り。初日を迎え感想を聞かれた長尾は、「初日を迎えられることができてとてもうれしい。キャストの皆さん、スタッフさん、そして監督。皆さんが一緒に力を合わせて誠心誠意込めてつくった作品が皆さんのもとに届いて、反応を返してくださるのがうれしいです」と語った。
心也が夕花に“約束”する感涙必至の場面にちなみ「約束したいこと」というテーマでトークを展開。「アクティブレスト」と書いた美村は、「40代になって寝るだけでは取れない何かを感じ始めた。疲れたなと思った時こそウオーキングしたり、活発的に動くことで精神的にも肉体的にも疲れが取れる」と語り、50代の安田、40代の横尾監督も大きくうなずいていた。安田は「背中で魅せる」と書き、「私も51になって背中もつるようになりましたけど。“背中越し”が必要な時に呼ばれる人になりたい。手タレっているじゃないですか。背タレになりたい。背中といえば、アイツ呼ぼうとなりたい!」と語り、会場を大いに沸かした。

舞台あいさつの最後には、「ちょっとお待ちください」と長尾がステージから降壇し、大きな花束を持って再登場。「僕たちクランクアップの時にあみちゃんから四つ葉のクローバーの栞をいただきまして。それを今でも大切に持っているんですけど、そのお返しができていなかったので、僕が代表をしてプレゼントを」と當真にサプライズの花束を贈呈。びっくりした様子の當真は、「特にすごい深い意味を込めて渡してはなかった」と困惑していたが、「ありがとうございます。まさかですごくうれしいです!」と感謝を述べた。
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最後に長尾が「この作品は、人と人が大切に思う気持ちがすごく描かれていると思うので、皆さんも一日一日を大切にして、周りの人を大切にして、暮らしてもらえたらうれしいと思う。僕たちもこれからたくさんの幸せや楽しいこと、驚きを皆さんに見せていけるように頑張っていくので、これからも応援よろしくお願いします」と伝え、舞台あいさつを終えた。
