映画『青春ゲシュタルト崩壊』より(C)映画「青春ゲシュタルト崩壊」製作委員会 7人組グループ・IMP.の佐藤新と俳優の渡邉美穂がW主演を務める映画『青春ゲシュタルト崩壊』(6月13日公開)の場面写真が8日、公開された。
【場面写真】衝撃的…割れた鏡の前で崩れ落ちる朝葉(渡邉美穂)を支える聖(佐藤新) 原作は、スターツ出版が運営するケータイ小説サイト『野いちご』で話題となった丸井とまと氏による同名小説。「個性を押し殺し、他人に合わせて自分を見失うこと=自分の顔が見えなくなる」と原作で表現される“青年期失顔症”になった女の子が、新たな出会いを経て成長していく物語となる。
派手な見た目と乱暴な態度で教師から目をつけられているが、人一倍“痛み”に寄りそえる高校2年生の朝比奈聖(あさひな・ひじり)を佐藤、ある日、自分の顔が認識できない青年期失顔症になってしまう間宮朝葉(まみや・あさは)を渡邉が演じる。
今回は、聖と朝葉の2人を中心に捉えた場面写真10点が公開された。2人で自転車に乗りながら海沿いの道を走る青春感満載の1枚や、制服姿で並び、優しい表情で前を見据える聖の姿と笑顔を見せる朝葉の姿が収められている。2人がどんな学生生活を送るのか、その様子が垣間見える。
瑞々しい笑顔が印象的な2人のほか、朝葉が所属するバスケ部のメンバーは問い詰めるかのような厳しいまなざしを向けていたり、母・葉子(戸田菜穂)にも素直な気持ちを打ち明けられない朝葉の姿も切り取られている。誰よりも優しくて思いやりがあるからこそ、自分の気持ちを言えず、他人に合わせてしまう朝葉。そんな朝葉は悩みを抱え込み、自分の顔が認識できない青年期失顔症を発症、少しずつ追い詰められていく。到着した写真の中には、割れた鏡の前で崩れ落ちる衝撃的な朝葉の姿と、優しく支える聖の2ショットも含まれている。
佐藤は聖について「思わずぶっきらぼうになっちゃうけど、根はすごく友だち思いで、人の痛みが分かる子」と語り、聖の本質を捉えた上で役柄を演じていたそう。場面写真からもその優しさがにじみ出ている。渡邉は朝葉について「責任感が強くて、優等生と呼ばれる子。だからこそ、悩んでいたり、苦しい気持ちを簡単に吐き出せなくなっちゃう。自分と似ていると思っていて…痛いほど共感できました」と朝葉への気持ちを明かしている。
そのほか、朝葉や聖を優しく見守る保健室の先生・雨村叶乃(瀬戸朝香)の姿も収められている。