フィアット、人気キャンパーベース『デュカト』を改良。新フェイス&8速AT採用、ADASも充実

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2025年04月08日 18:30  AUTOSPORT web

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欧州で人気キャンパーベースに君臨する『DUCATO(デュカト)』がマイナーチェンジを実施して登場
 商用車部門であるフィアット・プロフェッショナルのブランドより、ヨーロッパで人気のキャンパーベースに君臨する『DUCATO(デュカト)』がマイナーチェンジを実施して登場した。2024年8月発売の“シリーズ9”から変更を受け、新たなフロントフェイスと新ロゴを採用。さらに8速オートマチックトランスミッションを搭載して4月3日より発売開始となっている。

 待望の正規輸入を開始して以降、国内の名門ビルダーが続々と新型モデルを登場させるなか、商⽤⾞としての実⽤性を重視しながら快適性を損なうことなく、キャンピングカーのベース⾞両としての役割を担ってきたデュカトが、新たにマイナーチェンジを受けて上陸した。

 最初に目を惹くエクステリアでは、アイコニックな独特のフロントデザインをそのままに新型のバンパーやドアミラー、そしてボディカラーと同色のモダンで革新的なフロントグリルを採用し、空力効率の向上が図られた。

 そのうえで、ボンネットフードではなく新グリルの中央にフィアット・プロフェッショナル・ブランドの新しいロゴをインテグレートするなど、より洗練されたフェイスへと刷新された。

 同じくステアリングホイールにも新しいロゴを採用したインテリアでは、ADAS(先進運転支援システム)のさらなる充実を進め、これまで搭載されてきたアダプティブクルーズコントロール(ACC)やレーンセンタリング、トラフィックジャムアシストなどのADASに加え、前後バンパーやサイドモールディングに配置された360°センサーを新たに搭載している。

 障害物や狭いスペースを感知すると、ドライバーに⾳声と視覚で警告を発し、障害物からの距離をクラスター画⾯に表示する機能も備えるなど、家族と旅をするキャンピングカーのベース車両としても、うれしいアップデートが施された。

 パワートレインも、新しく設計したターボチャージャーにより燃費を改善し、従来のモデルと比べてCo2排出量を8%相当削減(欧州参考値)した180PSの2.2リッター・ディーゼルターボを搭載し、新たに8速オートマチックトランスミッション(AT8)を組み合わせる。

 これにより、従来のATと比較してCo2排出量の10%削減を実現しつつ、より効率的に制御されたトルクによって快適性が増し、シフトチェンジのフィーリングや反応速度も向上。また最大450Nmの入力トルクに対応することで、前輪駆動の大型バンとしては高水準の走行性能を実現し、スムーズなシフトチェンジを可能にするだけでなく、走り出しの力強いパワーと滑らかな加速が可能となるなど、欧州大陸間移動で供される高い実力が堪能できる。

 ラインアップは全長5.4mのスタンダードモデル“L2H2”に、同5.9mとなるロングモデルの“L3H2”、そして全高240mmアップのロング・ハイルーフモデルの“L3H3”と、引き続き計3モデルが用意され、価格は580万〜615万円(税込)となっている。

●フィアット公式サイト:https://www.fiat-jp.com/professional/ducato/

[オートスポーツweb 2025年04月08日]

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