
【動画】「結局この世界、血やんか」――映画『国宝』特報
原作は作家・吉田修一が3年の間歌舞伎の黒衣をまとい、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた同名小説。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生をささげる主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な一代記だ。監督は李相日、脚本は奥寺佐渡子が手掛ける。撮影を担当するのはチュニジア系フランス人のソフィアン・エル・ファニ。吉田修一が「100年に一本の壮大な芸道映画」と認めた、喜久雄の50年を描く壮大な一代記を描く。
このたび、ポスタービジュアルが到着。客席からの煌々(こうこう)としたスポットライトを浴びる『二人道成寺』の舞台。赤い着物に身を包み、優美で雅やかな白塗り姿の喜久雄(吉沢)と俊介(横浜)のビジュアルが初解禁となった。
向かい合ったまなざしからは、互いを認め合い、励まし合い、信頼で結ばれた関係性の中で、相手に負けていられないという静かなる闘志をうかがうことでき、女形の妖艶さの中に、どこか力強さを感じる、迫力あるビジュアルに。「ただひたすら共に夢を追いかけた―」というコピーの指す通り、極めた先に見える景色を求めてひたすらに芸に向き合う、まっすぐで揺らぎのない信念を感じ取れる。その下には、喜久雄と俊介の運命を大きく揺るがす人物が勢ぞろい。豪華なキャスト陣が、本作の世界を彩る。
映画『国宝』は、6月6日より全国公開。
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