向井康二、タイドラマ初主演作が撮入 共演・March&スタッフとリスペクトし合う現場リポート到着

0

2025年04月10日 19:00  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

ドラマ「Dating Game(仮題)』メイキングカット
 9人組グループ・Snow Manの向井康二がタイドラマ史上初の日本人主演を務める、ボーイズラブ・ロマンスコメディー『Dating Game(仮題)』がクランクインを迎えた。今月8日に今作の祈願式&会見が現地で実施。いよいよ開始した撮影初日の現場の模様をレポートする。

【写真】タイドラマ撮影に臨む向井康二

 今作では向井は全編タイ語での演技に挑み、タイの実力派俳優March=Chutavuth Pattarakampol (マーチ=チュターウット・パッタラガムポン)と共演。脚本は、胸キュン新世代BLドラマ『Cutie Pie』や『Close Friend』など、象徴的なタイBLドラマを手がけたクリエイティブチームが集結。さらに、多くの名作を生み出してきた実力派脚本家・Maya、All-Write Teamらとのコラボレーションにより、より魅力的な物語がつむがれる。

 タイの制作チームを中心に撮影が進められる今作で、初主演を務める向井は自身のソロシーンからスタート。最初は、ランニングマシンで走ったり、プールで泳ぐなどの身体を動かすアクションが中心で、視線や動作でキャラクターを表現する場面となった。セリフがない分、身体で感情を伝える難しさもある中、向井の撮影に臨むテンションも少しずつあがり、緊張の中にも集中した表情を見せていた。

 午後からは、共演のMarchといよいよ一緒に撮影するシーンへ突入。Marchとは、撮影前のフィッティングやワークショップですでに顔合わせを済ませていたこともあり、2人が合流すると、現場は一気に明るい雰囲気に。笑顔であいさつを交わし、和やかなムードに包まれた。

 撮影に先立ち、事前にワークショップで段取りしてから、撮影日にはテストなしで本番撮影する“タイスタイル”の現場。そんな独特な現場の雰囲気を楽しみながらも、向井は現地のスタッフと密にコミュニケーションを取り、タイ語の発音やセリフを言うタイミングを一つ一つ丁寧に確認。何度もシミュレーションを重ね本番に臨み、撮影が終わるたびに監督らとモニターチェック。共演者や監督との会話では笑顔を絶やさず明るい雰囲気の向井だが一転、撮影が始まると一瞬で“俳優”へとスイッチする姿に、スタッフたちも一気に真剣な表情になり、向井の演技を見守っていた。

 向井とMarchの撮影シーンが始まると、2人は何度も共演を重ねてきたかのように息の合った演技を見せ、監督からの細かな演出指示にも柔軟に対応し、次々に形にしていったが、やはり撮影現場では、時に思わぬハプニングも起こり、Marchが手をたたきながら爆笑する場面も。そんな和やかな空気の中、撮影は終始笑顔の絶えない雰囲気で進んでいった。

 最後のシーンは、向井のソロシーン。コメディタッチの演技を求められるシーンだったが、得意分野の演技ではあるものの、最初は遠慮しているようにも見えた。しかし監督から次々と飛んでくるリクエストに対し、向井は瞬時にどう演技してほしいのか意図を理解し、自分なりの解釈でアドリブも交えながら演技を深めていく姿に、現場スタッフは向井の努力と順応力の高さに驚きを隠せないほどだった。

 共演のMarchは、タイでは知らぬ人がいないほどの人気俳優。撮影現場には、ほぼ全員タイ人しかいない環境の中、日本人一人で飛び込んできて、期待や不安に葛藤する向井をそばで見ているからこそ、Marchは常に一緒にモニター前で演技のチェックをし、合間にはたわいもない会話をしたりと、終始向井を気遣っている様子も見受けられ、優しさとプロ意識の高さを感じさせた。

 また、監督をはじめとするスタッフたちも、限られた時間の中で円滑に撮影が進むようにと、カメラワークやシーンの切り替わりが激しい中で常にスピーディーにセットチェンジで場を整え、長い撮影の負担を少しでも減らそうと意識しているようだった。

 そんな現場の中で、積極的に学ぼうとする向井の情熱や、言葉の壁を超えて物怖じしないコミュニケーション能力の高さに、スタッフも次第に影響を受けていった。

 向井にタイ語をもっと自然に使ってもらえるよう、あえてタイ語で会話を続ける姿や、撮影の合間には日本語で冗談を言ってリラックスしてもらおうとする心遣いをみせたりと、お互いがお互いにリスペクトしながら撮影に臨む姿もみられた。

 タイと日本という異なる文化の人たちが1つの場所に集まり、ドラマを撮影する。真剣に撮影はしているものの、本当に笑顔が絶えない現場で、この雰囲気を作っているのは、主演の向井とMarchの2人が太陽のように現場を明るくするからだろう。そして出演者たちを支える明るくパワフルなスタッフ陣がいてこそ、終始活気のある、エネルギーにあふれた現場が成り立っている。

    ニュース設定