『フォーチュンクッキー』© 2023 Fremont The Movie LLC第39回インディペンデント・スピリット賞でジョン・カサヴェテス賞を受賞した、米インディペンデント映画『FREMONT(原題)』が邦題『フォーチュンクッキー』として、6月27日(金)より公開されることが決定した。
カリフォルニア州フリーモントにあるフォーチュンクッキー工場で働くドニヤは、アパートと工場を往復する単調な生活を送っている。母国アフガニスタンの米軍基地で通訳として働いていた彼女は、基地での経験から慢性的な不眠症に悩まされている。
ある日、クッキーのメッセージを書く仕事を任されたドニヤは、新たな出会いを求めて、その中の一つに自分の電話番号を書いたものをこっそり紛れ込ませる。すると間もなく1人の男性から、会いたいとメッセージが届き…。
主人公ドニヤを演じるのは、映画初出演となるアナイタ・ワリ・ザダ。彼女はアフガニスタン出身で、役への熱意から公募で選ばれた。
キーパーソンとなる心優しい自動車整備士ダニエル役には、ジェレミー・アレン・ホワイト(「一流シェフのファミリーレストラン」)がキャスティングされている。
監督を務めるのは、ロンドン・フィルム・スクールで映画を学び、前作『Land(原題)』が第68回ベルリン国際映画祭に出品されたババク・ジャラリ。
ジム・ジャームッシュやアキ・カウリスマキの作品を彷彿とさせるオフビートなユーモアが話題となり、Rotten Tomatoesでは98%の高評価を得ている。
この度解禁された日本版ポスターには、「わたしの殻をやぶるとき」というキャッチコピーが添えられ、ドニヤとダニエルが見つめ合うシーンが切り取られている。
『フォーチュンクッキー』は6月27日(金)よりシネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、ホワイトシネクイント、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)