23年12月に急速進行性間質性肺炎で73歳で亡くなった、八代亜紀さんのアルバムとして、鹿児島市のニューセンチュリーレコードが21日に発売予定の「八代亜紀 お宝シリーズ 第一弾 忘れないでね」に、八代さんの若い頃のヌード写真が封入されることに、インターネット上で「#八代亜紀さんの尊厳を守れ」と発売中止を求める声が相次いでいる。そうした声を受けてか、大手レコード販売店のオンラインショップやECサイトも、こうした世論の声を受けてか、11日までに相次いでサイト上での予約、販売の差し止めを行っている。
「八代亜紀 お宝シリーズ 第一弾 忘れないでね」について、ニューセンチュリーレコードは公式サイトで「雨の慕情」など10曲が収録されていると紹介。収録曲以上に「お宝として八代亜紀が24〜25歳の時に同棲していたT社のNディレクターによってポラロイドカメラで撮影されたフルヌード写真2枚が掲載されています 八代亜紀の初めてのヌード写真です」と、八代さんの若き日のヌード写真がお宝だと宣伝している。
ただ、Xをはじめインターネット上では「死者の若かりし頃のプライベートヌード写真を封入したCDを発売するのはおかしい」「レコード販売店は販売しないで欲しい」「故人の裸でもうけようとするレコード会社も写真を欲しいと思う人間も軽蔑」など、批判の声が相次いでいる。
それでも、ニューセンチュリーレコードは10日、インスタグラムで声明を発表。「業務妨害・その他において司法当局に相談している最中です。こんな悪質な者達によって商品の発売中止などは行いません。告知通りに商品を発売して行きます」と、あくまで商品の販売は予定通り、行うと主張した。
八代さんの若き日のヌード写真についても「当社は問題と成っている写真などすべての所有権を有しており売買契約書もございますので悪質な投稿者も同時に司法の手に委ねているのが現状です」と所有権を主張。「全ての権利が当社にある以上どこのどなたのイヤガラセを受けようとも受けて立つ所存ですし問題の写真類一式を買い取って頂ければお譲りする方針です。ここに通知します。こそこそしないで堂々と交渉されればと存じます」と販売差し止めの声には全面対決する姿勢を強調した。
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そうしたニューセンチュリーレコードの声明文に対し、X上では「権利の所有権云々とかそういう法律の話じゃない 人の尊厳やモラルの話」「所有権を持ってるって、それ撮った男から買っただけで八代亜紀さんの許可とってないんでしょ…」「リベンジポルノに加担しないでください」など、批判の声が相次いだ。
11日現在「八代亜紀 お宝シリーズ 第一弾 忘れないでね」の販売に関し、タワーレコードオンラインは「現在、ご注文いただけません」と注文できない状態になっている。Yahoo!ショッピングも「商品情報を表示できません」、Amazonも「現在在庫切れです。この商品の再入荷予定は立っておりません」、楽天ブックスも「ご注文できない商品」と、次々と予約、販売、入荷の停止に動いている。
一方、ニューセンチュリーレコードは「商品のお求めは お近くのCDショップにてお買い求めください 当社に直接お申し込みの場合 現金書留にてお申込み下さい 切手代用の場合は ¥4500円(運賃込)と成ります」と直販も可能としている。
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