画像提供:マイナビニュースLIFULL HOME'S(ライフルホームズ)は、東京23区の中で「住んでみたい憧れの区ランキング」を4月9日に発表した。同調査は、2025年3月19日〜3月25日の期間、東京都在住の20〜69歳の男女1,635名(有効回答: 1,092名)を対象に、インターネットを用いて行われた。
年代別にランキング化したところ、20代から50代の1位は「港区」となった。60代でも2位にランクインするなど幅広い世代から人気を集めていることがうかがえる。
また、20代、30代では2位にランクインした「文京区」は40代・60代では4位、50代では5位と、比較的若い年代から人気を集めていることがわかった。一方で、「世田谷区」は60代で1位、40代・50代で2位となりながら20代では3位、30代では4位と、年代が上がるにつれ人気が高まっていることが見受けられる。
ただ、順位に年代による多少の変動は見られるものの、全年代を通して上位にランクインしている区は共通しているところが多く、世代を問わず人気な区は根強い支持を集めているようだ。
上位にランクインした区の多くは、東京都23区の家賃相場(113,000円)を上回っており、「住んでみたい」と思いながらも、なかなか手を出しづらいと感じている人も多いエリアである。そこで、憧れの区として挙がったエリアの中から、それぞれの区内で最も家賃相場が安い“穴場駅”を調査。その結果、“超穴場駅”として注目されたのが、渋谷区の「幡ヶ谷駅」だった。
幡ヶ谷駅は、京王新線が通り、渋谷まで約20分、新宿へは2駅とアクセスのよさが魅力のひとつ。駅周辺には「幡ヶ谷商店街」「幡ヶ谷六号通り商店街」「西原商店街」など複数の商店街があり、日常の買い物に必要な店も充実している。また、地元に根付いた人気の飲食店も多くあり、外食派の人にとっても便利な街となっている。
世田谷区の穴場駅として挙げられたのは「梅ヶ丘駅」。駅周辺には、広い敷地とさまざまな遊具に加えてテニスコートなどのスポーツ施設、図書館も併設された「羽根木公園」もあり、ファミリー層に暮らしやすいエリアとなっている。小さな商店や飲食店、カフェが点在するなどアットホームな雰囲気があるのも特徴だ。
さらに、杉並区の穴場駅である「上井草駅」は、アニメ制作会社があったことから“ガンダムの街”としても知られているという。西武新宿線で西武新宿駅まで約20分程度と通勤・通学にも便利で、都心へ出やすい立地。駅前には、「上井草商店街」があるほか、買い物に便利なスーパーなども充実している。
なお、本調査の対象物件は、築20年以内、駅徒歩15分以内(掲載物件数が1000件未満の駅は除外)のもので、家賃相場はLIFULL HOME'Sに掲載された賃料の管理費を含む中央値から算出している。(松野千聖)