アカデミー賞 Photo by Al Seib/A.M.P.A.S. via Getty Images 映画芸術科学アカデミーが2028年開催予定の第100回アカデミー賞授賞式より、「スタントデザイン賞」を新設することを発表した。新設に尽力した一人には、同アカデミー「制作&技術支部」のメンバーであるデヴィッド・リーチ監督がいる。
『デッドプール2』や『フォールガイ』の監督で知られるデヴィッド・リーチは、スタントマン&スタントコーディネーターでもあり、ブラッド・ピットやジャン=クロード・ヴァン・ダムらのスタントマンを務めた経験がある。
デヴィッド・リーチ監督は、インスタグラムで同賞の新設に長年の友人でビジネスパートナーでもあるクリス・オハラと共に数年費やしたことを明らかにし、業界の仲間たちに感謝をつづった。『X-MEN:ダーク・フェニックス』のサイモン・キンバーグ監督、ニコラス・ホルト、アリソン・ローマン、ダニエル・ウーらから祝福コメントが寄せられた。
映画芸術科学アカデミーは、Xで「スタントは、常に映画の魔法の一部でした。そしていま、スタントはオスカーの一部になります」と報告。
映画ファンは「2028年まで待たなければならないとはいえ、ついにか!」「最初の賞はトム・クルーズにあげてほしい」「来年から始めてくれればいいのに」などの声を上げている。
アカデミー賞におけるスタント部門の賞については、『デッドプール2』でデヴィッド・リーチ監督と組んだライアン・レイノルズも昨年、「オスカーにはまだスタント部門がありません。いつか変わるといいなと思っています」とSNSで新設を希望していた。
初の「スタントデザイン賞」は、2027年公開の映画が受賞対象となる。
(賀来比呂美)