2025年FIA F2第2戦サクヒール オリバー・ゲーテ(MPモータースポーツ/レッドブル育成)
4月11日、2025年FIA F2第2戦サクヒールのフリー走行がバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、オリバー・ゲーテ(MPモータースポーツ/レッドブル育成)が最速タイムを記録した。宮田莉朋(ARTグランプリ/TGR-DC)は、12番手でレースウイーク初走行を終えている。
F1の登竜門レースとして、全戦がF1と併載されるFIA F2。2週間前にはここバーレーン・インターナショナル・サーキットでインシーズンテストが行われ、2日目午後のセッションでトップタイムをマークしたガブリエレ・ミニ(プレマ・レーシング/アルピーヌ育成)が3日間行われたテストの総合トップとなった。
週末の走りはじめとなる45分間のフリー走行は、日本時間18時5分(現地時間12時5分)に、気温35度、路面温度49度、快晴のドライコンディションでスタートを迎えた。
序盤、一時バーチャル・セーフティカー(VSC)が導入されるがすぐに解除され、宮田を含む多くのドライバーが一度ピットに戻るなか走行を続けていたジャック・クロフォード(ダムス・ルーカスオイル/アストンマーティン育成)が1分49秒433をマークして暫定首位に立つ。
翌周クロフォードは1分48秒976をマークし自己ベストタイムを更新するが、開始13分にジョシュア・デュルクセン(AIXレーシング)が1分48秒954を記録し、クロフォードのタイムを上回った。
セッション中盤、残り26分を切ったタイミングでピットで待機していたドライバーが一斉にコースインし、アレクサンダー・ダン(ロダン・モータースポーツ/マクラーレン育成)が1分48秒452のトップタイムを記録するが、直後にジョセップ・マリア・マルティ(カンポス・レーシング/レッドブル育成)が1分48秒379をマークし暫定トップとなる。
残り20分、マルタンスが1分48秒387でトップに浮上するが翌周マルティが1分48秒379まで自己ベストタイムを更新し、再びトップの座についた。
一方宮田はトップと0.425秒差の1分48秒804をマークして8番手につけ、残り9分を切ったタイミングで最終アタックに向けて再びピットに戻っていく。
残り時間6分を切ると多くのドライバーが走行を再開し、最後のアタックシミュレーションに入っていく。
この時点でのセクター1、2全体ベストタイムを更新したオリバー・ゲーテ(MPモータースポーツ/レッドブル育成)が1分47秒789を記録してトップに浮上するなか、チームメイトのリチャード・フェルシュフォー(MPモータースポーツ)が1分48秒011を記録して2番手につける。
最終アタックで各車ベストタイムを更新するがゲーテがトップのままセッションはチェッカーを迎え、2番手にフェルシュフォー、3番手にマルティが続き、MPモータースポーツがワンツーとなった。
宮田は残り2分を切ったタイミングで走行を再開し、最終アタックに臨んだが自己ベストタイム更新はかなわず、12番手でフリー走行を終えた。
2025年FIA F2第2戦サクヒールの公式予選は、F1のフリー走行1回目終了後の日本時間22時55分(現地時間16時55分)より30分間で行われる。
なお、日本時間20時30分から行われるF1のFP1では、今回が2度目のFP1参加となるルーク・ブラウニング(ハイテックTGR/ウイリアムズ育成)、そしてF1公式セッション初参加を迎えるディーノ・ベガノビッチ(ハイテックTGR/フェラーリ育成)が、それぞれウイリアムズ、フェラーリから出走予定となっている。
[オートスポーツweb 2025年04月11日]