2007年ブラジルGP以来、日本人が3人出走。レッドブルの角田9番手、セッション最速はノリス/F1バーレーンGP FP1

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2025年04月11日 21:50  AUTOSPORT web

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2025年F1第4戦バーレーンGP ランド・ノリス(マクラーレン)
 2025年F1第4戦バーレーンGPのフリー走行1回目が行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がトップタイムをマークした。2番手はピエール・ガスリー(アルピーヌ)、3番手はルイス・ハミルトン(フェラーリ)となっている。角田裕毅(レッドブル)は9番手、岩佐歩夢(レッドブル)は19番手、平川亮(ハース)は17番手だった。

 このFP1には、6人の若手ドライバーが参加する。まずは、ハースが平川亮を起用。平川は前戦日本GPではアルピーヌからFP1に参加したが、4月7日(月)にハースのリザーブドライバーに正式に就任したことが発表された。今後平川はスペインGP、メキシコシティGP、アブダビGPでもFP1でVF-25を走らせる予定だ。

 レッドブルは4月9日(水)の発表通り、岩佐歩夢を起用する。岩佐はマックス・フェルスタッペンのマシンをドライブすることが決まっており、レッドブルはこのFP1でふたりの日本人ドライバーを走らせることになった。FP1には角田、岩佐、平川と3人の日本人ドライバーが参加することになり、F1の公式セッションに日本人ドライバーが3人参加するのは2007年のブラジルGP以来のことだ。

 そのほか、フェラーリからディーノ・ベガノビッチが初めてフリー走行に出走する。またメルセデスはリザーブドライバーのフレデリック・ベスティ、ウイリアムズは育成ドライバーのルーク・ブラウニング、アストンマーティンはテスト兼リザーブドライバーのフェリペ・ドルゴヴィッチを起用している。

 バーレーン・インターナショナル・サーキットに持ち込まれたタイヤはハードがC1、ミディアムがC2、ソフトがC3という最も硬い3種類だ。バーレーンでは2月末にプレシーズンテストが行われており、その時は雨の降る寒いコンディションだった。しかし今回は4月に入って気温も上がっており、気温35度、路面温度48度というドライコンディションで、現地時間14時半にセッションがスタートした。

 各車ハードタイヤ、ミディアムタイヤでコースイン。レッドブルの角田や岩佐、ハースの平川はミディアムで、ベガノビッチ、ドルゴヴィッチ、ブラウニングはハードだ。序盤、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)はパワーが上がらないことを無線で訴え、そのまま自力でピットに戻り、わずか3周でFP1を終えることになった。ルイス・ハミルトン(メルセデス)はマシンのバランスの不具合を報告しており、リアム・ローソン(レーシングブルズ)もバランスについて聞かれると「ショッキングだ」とまだまだ作業が必要な様子だ。

 前半にトップに立ったのはノリスで、タイムは1分35秒249。アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)が1分35秒752で2番手につけていたが、その後1分35秒180でトップに立った。ハード勢のトップは1分36秒035で5番手につけているニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)となっている。最初の走行を終え、角田は1分36秒323で8番手、平川は1分37秒489で15番手、岩佐は1分37秒649で16番手だ。

 中盤に入ると数台がソフトタイヤを投入し、ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)が1分34秒628をマーク。ヒュルケンベルグがそれを0.366秒上回る1分34秒262を記録しトップに浮上した。平川もソフトで1分35秒545を記録している。走るごとにトップタイムは更新されていき、ノリスが1分33秒204でトップに立った。一方レッドブルの岩佐は2セット目のミディアムを投入している。

 セッション終盤はソフトで予選練習をするマシンと、ユーズドタイヤに戻して走行するマシンに別れた。トップ3は変わらずノリスで、2番手にガスリーが続き、最後にソフトタイヤを履いたハミルトンが1分33秒800で3番手につけた。レッドブルの角田は1分34秒484で9番手、岩佐は1分35秒475で19番手だった。ルーキードライバー勢のなかでトップだったのは13番手のブラウニングで、以降14番手にベガノビッチ、16番手にドルゴヴィッチ、17番手に平川、18番手にベスティとなっている。

 なお角田は、ピットレーンでガレージから出てきたアルボンを抜いたことで審議の対象になった。審議はセッション後に行われる。

[オートスポーツweb 2025年04月11日]

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