2025年FIA F2第2戦サクヒール レオナルド・フォルナローリ(インビクタ・レーシング) 4月11日、2025年FIA F2第2戦サクヒールの公式予選が行われ、レオナルド・フォルナローリ(インビクタ・レーシング)が最速タイムを記録し、4月13日に行われるフィーチャーレース(決勝レース2)のポールポジションを獲得した。宮田莉朋(ARTグランプリ/TGR-DC)は19番手で予選を終えている。
バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた過去2年間の公式予選では、2023年にテオ・プルシェール、2024年にガブリエル・ボルトレートとFIA F2王者獲得ドライバーがポールシッターを勝ち取っており、今後のタイトル争いを予測する要素のひとつとして今季2戦目の予選に注目が集まるなか、セッションスタートを迎えた。
日本時間22時55分(現地時間16時55分)、気温32度、路面温度39度、陽が傾きつつある快晴のドライコンディションのなかで開始された30分間の予選序盤、ウォームアップを終えたビクトール・マルタンス(ARTグランプリ/ウイリアムズ育成)がトップタイムの1分45秒110を記録する。
一方、他車に先駆けてコースインした宮田は最初のアタックで1分45秒462を記録し、暫定6番手につける。
そんななか、フォルナローリがセクター2、セクター3でこの時点での全体ベストタイムを更新する。フォルナローリはトップのマルタンスを0.468秒上回る1分44秒642をマークして暫定トップに浮上し、セッションは中盤に突入する。
残り14分、フリー走行で好走を見せたジョセップ・マリア・マルティ(カンポス・レーシング/レッドブル育成)が1分44秒865、リチャード・フェルシュフォー(MPモータースポーツ)が1分44秒976をマークしてそれぞれ2番手、3番手に浮上するなか、終盤に備えてドライバーたちが徐々にピットに戻っていく。
ニュータイヤに履き替えた各車は残り8分を切ったタイミングで一斉にコースインし、最終アタックに向けてウォームアップを開始する。
残り2分を切り、最初にアタックラップを終えたマルタンスが1分44秒163のトップタイムを記録するが、直後フォルナローリが1分44秒008をマークして再びトップの座を取り戻す。
フォルナローリのトップタイムはセッション終了まで塗り替えられることはなく、2024年のFIA F3王者フォルナローリがトップを守りきり、FIA F2では自身初となるポールポジションを獲得した。
2番手にはフォルナローリとタイム更新合戦を繰り広げたマルタンス、3番手にはルーク・ブラウニング(ハイテックTGR/ウイリアムズ育成)と、ウイリアムズ育成の2台が続いた。
昨年の予選で5番手タイムを記録し、今回も注目のひとりだった宮田は、最終アタックで自己ベストを更新するも、セクター2ではチームメイトから0.7秒遅れたこともあり、19番手で予選を終えた。
2025年FIA F2第2戦のスプリントレースは、日本時間4月12日23時15分(現地時間17時15分)より、23周もしくは45分+1周で行われる。
[オートスポーツweb 2025年04月11日]