ホンダ:僅差で予選Q2直接進出ならず。ミル「高速コーナーに改善の余地」/第4戦カタールGP 初日

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2025年04月12日 12:50  AUTOSPORT web

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ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)/2025MotoGP第4戦カタールGP 初日
 4月11日、2025年MotoGP第4戦カタールGP MotoGPクラスの初日のプラクティスがルサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、ホンダHRCカストロールのルカ・マリーニは12番手、ジョアン・ミルは13番手となった。

 ナイトレースでの開催となるカタールGPは、夕方のフリー走行1回目から始まった。日が傾いてもなお30度と高い気温に対し、大半のライダーが前後ミディアムタイヤを選択。ホンダの両ライダーも同じく前後ミディアムを履いてコースインした。

 ミルは5周目に1分53秒909のタイムを記録すると、ピットストップを挟んだあとも順調に1分53秒台で周回。そのまま同じタイヤで計16周を走行し、15周目に8番手となる1分53秒223まで自己ベストタイムを短縮した。

 マリーニもこのセッションは1セットのタイヤで走行。序盤は1分54秒を切ることができなかったが、2度目のランで1分53秒733を記録すると、そのまま順調にペースをビルドアップして1分53秒361の12番手タイムでセッションを終えた。

 予選Q2直接進出の権利を争うプラクティスは、ナイター照明に囲まれて現地時間午後8時から走行開始。ここではミルがミディアム/ソフト、マリーニがソフト/ミディアムとタイヤ選択が分かれた。

 先に好タイムを記録したのはミルで、1分52秒354を叩き出し一時2番手に浮上し、ほぼ全車が1回目のランを終えた時点でも4番手に位置した。

 マリーニは1回目のランでは結果が振るわず、タイヤコンパウンドの組み合わせを何種類かトライ。最終的にはミディアム/ソフトに落ち着き、最後のラップとなる22周目に1分51秒775を記録し12番手につけた。

 ミルは3回目のランで一度だけ前後ミディアムタイヤを試したが、やはり最善はミディアム/ソフトだったようで、さらに2回ニュータイヤを投入。セッション最後の周にチームメイトと0.009秒差の1分51秒784を記録し13番手で初日を終えた。


ルカ・マリーニ(FP1:12番手、プラクティス:12番手)

「今日はかなりポジティブな結果だったと思う。1日をとおして着実に進歩した。予選Q2進出はわずか0.1秒差で逃したので、オースティンのように予選Q1で戦わなければならない」

「ここはグリップがあまり良くなく、それが少し状況を複雑にしているが、それでも良い進歩を遂げることができているし、午前中にさらに前進する計画もすでに立てている。ここでは、他のライダーとのトラック上のポジションやエアロが大きな違いを生むので、明日の予選Q1でもこの点に注意する必要がある」


ジョアン・ミル(FP1:8番手、プラクティス:13番手)

「今日のセッションは非常に良いスタートを切ることができ、出口ごとにタイムを縮めることができた。タイムアタックに関しては、他のトラックと比べて少し物足りなさを感じた」

「明日に向けては高速コーナーで改善の余地があり、このトラックでのタイムを稼ぎどころなので、この部分を改善することが重要だ。これまでのレースよりも多くの作業が必要だと思っているが、予選Q1ではより良いラップを刻めると思う」

[オートスポーツweb 2025年04月12日]

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