
【写真】今年で20歳! 雫石ミコ役だった鈴木梨央の現在
■友人ナツコのAランクお兄ちゃんズがアツい
そもそもミコが「お兄ちゃん、ガチャ」を知ったきっかけは友人の蛇崩ナツ(木内舞留)を見てのこと。母・姉・弟・妹から家事全般を任され、うんざりする毎日をおくるミコが、人並みにメルヘンな生活を味わいたいと通ったバレエ教室で、5人のお兄ちゃんを連れたナツコを見て、「お兄ちゃん、ガチャ」の存在を知るのだった。
この5人のお兄ちゃんは少年AからEと付けられており、いずれもAランクお兄ちゃん(お兄ちゃんにはランクが振り分けられている)。そのメンツは、少年Bが吉澤閑也(Travis Japan)、少年Dが原嘉孝(timelesz)、少年Eが目黒蓮(Snow Man)と豪華なラインナップなのだ。
■ドSなお兄ちゃんトイ(岸優太)がたまらん!
そんなミコが最初に引き当てたのはSランクお兄ちゃんのトイ。トイ役はNumber_iの岸優太が務めているのだが、そのツンデレ具合は実にたまらない。
まず、最初に出会った際、ミコが「私のお兄ちゃんになってくれますか?」と聞くと、ニコッと笑い「嫌だね」と一言。「え、お兄ちゃん側から断るの?」とミコが驚く第1話のラストは、視聴者に衝撃を与えたことを覚えている。
その後で流れ出すのが挿入歌「お兄ちゃん、ガチャ」。この楽曲は、岸が、お兄ちゃんガチャを開発した博士の助手レイ(宮近海斗/Travis Japan)とともにセンターを務め、ミコの5人の“お兄ちゃんズ”とパフォーマンスをする。《ガチャ ガチャ お兄ちゃん》というキャッチーな歌詞は一度聴いたら耳から離れない。そして、そのキャッチーな歌詞とは裏腹に、ダンス自慢の7人によるパフォーマンスは本格的。1人1人が自分のダンスを印象付けるかのように真剣に踊る姿はついつい見惚れてしまうのだ。
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ミコの願いは「優しいお兄ちゃんが欲しい」というもの。そのため、トイはいくらSランクお兄ちゃんであるとはいえ、理想のお兄ちゃんとは言い難い存在であった。そのため、ミコは別の理想のお兄ちゃんを当てることを目指し、何度かガチャに挑戦する。
そこで登場するのはニコ(松倉海斗/Travis Japan)や、正義感が強い男セーギ(深澤辰哉/Snow Man)、イケメンでキラキラしているキララ(阿部顕嵐/7ORDER)、硬派なヤンキー、ロード(森田美勇人)、口数の少ないお兄ちゃんケンさん(岩本照/Snow Man)など。
さらにびっくりするぐらいネガティブなお兄ちゃん、ネガを演じているのは、現在『人事の人見』(フジテレビ系)の主演としても活躍中の松田元太(Travis Japan)だ。今はどちらかというと、明るいイメージの強い松田。それゆえ、この時のネガティブなお兄ちゃん役は希少とも思えるだろう。
また、友人・四葉(原涼子)のお兄ちゃんでシルクハットを被った紳士なお兄ちゃんジェントルを演じるのは京本大我(SixTONES)。今、このキャストがそろうドラマを作ったら…想像しただけで恐ろしいほどに豪華だ。
■涙なしでは見られない最終回
耳に残る「お兄ちゃん、ガチャ」の歌詞、そもそもお兄ちゃんをガチャするというポップな設定…これらのイメージから『お兄ちゃん、ガチャ』はトンチキなドラマであるという印象を持っている人も多いかもしれない。
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あれから10年、このドラマに出ていたキャストたちが、それぞれドラマや舞台で活躍している姿を目にすることも少なくない。それぞれ、放送当時との境遇は異なるが、きっと、これからも“お兄ちゃん”たちは、今いる環境から各々の形でエンターテイメントの世界を盛り上げてくれることだろう。